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ジェームズ・キャメロンが生み出す圧倒的な映像体験 アバター世界へのワープの仕掛けは“共感”と“自然”

 前作で描かれた神秘的な森から、舞台を深淵な“海”へと移す本作。想像を超えるような驚きの生物たちとともに、美しい海の世界の拡がりを感じられ、本作でもキャメロン監督によって生み出された“究極のリアリティー”が確かに存在していることが分かる。

 映画館だけが可能にする圧倒的な没入感によって、神秘的な海の世界で、再び観客は目だけでなく心も奪われるに違いない。

 キャメロン監督は、これまで、『アビス』(89)と『タイタニック』(97)で海を描き、『ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密』(03)というドキュメンタリー映画も製作した。

 また、スキューバダイバーとしても知られる。海をこよなく愛するキャメロン監督だからこそ描ける、今人類が体感することができる「最高の映像体験」が幕を開ける。

(構成・田中雄二)

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