ジョギングしながらゴミ拾う「イリオモテプロギング」 西表島の文化や自然を知る楽しみも

　旅をしたい、運動もしたい、環境問題も考えたい。やりたいことを一気に楽しめる企画がある。世界自然遺産に登録された西表島で、2023年3月1日から4月26日まで、毎週水曜日限定で、ジョギングをしながらゴミ拾いする「イリオモテプロギング」（星野リゾート・長野県軽井沢町）が開催される。

大自然の中で行うイリオモテプロギング

落ちているゴミを拾う

　プロギングは、環境問題への意識が高いスウェーデンの造語で、ジョギング（jogging）とplocka up（スウェーデン語で“拾う”）を組み合わせたもの。ごみ袋を持ってジョギングし、ごみを見つけたら拾うというシンプルな“スポーツ”だ。自然あふれる西表島の景色や、春の柔らかい風を楽しみながら、プロギングの途中で立ち寄った工房や地元の人の話を聞き、農家が育てた米や野菜を取り入れたお弁当を食べる。ただ走るだけでは分からない、西表島の魅力や楽しみ方を知ることができる企画だ。

展望台で景色を楽しみながら休憩

　西表島に流れ着く漂着ごみは年々増え続け、処理も含めて島全体の大きな課題になっている。島の自然を楽しみながら、気持ちよく走って多少なりとも課題解決の一端を担う。 Tシャツやグローブ、バッグ、お弁当がついて税込み4500円。 

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