昨年公開された映画『島守の塔』の川口浩史プロデューサーが映画制作現場のリアルを伝授するセミナー「映画の作り方、撮影現場のリアル」(フェローズ・東京)が、7月5日(水)10時~12時に東京・恵比寿のフェローズ東京本社で開催される。
「映像制作について勉強中で、知識やテクニックを磨きたい学生」「プロの技を自身の作品作りに活用して、クオリティーを上げたい人」「映画はどのように作られているのか、現場の話を聞いてみたい人」「映画業界に興味があるが、向いているかどうか判断できずにいる人」。こんな人たちが対象。
『島守の塔』の一部を見ながら、絵コンテ・台本・スケジュール表を用いて、映画の企画から完成までをレクチャー。仕事の分担やスタッフの役割、ロケハンやキャスティングといった具体的な工程、撮影のノウハウから現場の裏話まで、一気に学べるスペシャルな2時間。限られた予算で理想の映画作りをするには、どんな工夫が必要なのか――。そんな悩みや疑問を解消できるセミナーだ。
参加費は税込み2750円、定員20人。申し込みはフェローズの同セミナーサイトから。申し込み締め切りは7月4日(火)17時。
川口プロデューサーは、初監督作品の映画『トロッコ』(2010)で、TAMA映画賞最優秀新進監督賞、全国映連賞監督賞、日本映画批評家大賞新人監督賞などを受賞。以来、時代にもまれながら懸命に生きる老若男女の生きざまや喜怒哀楽を温かく描き出す、人間味あふれる物語の表現者。また、業界志望の若手の発掘・育成にも尽力している。