文豪、夏目漱石の作品や日常、友人や門下との関係など、ファンが知りたいさまざまなことがまとめられた『夏目漱石解体全書 増補版』(香日ゆら著、河出書房新社・税込み1650円)が4⽉30⽇に発売される。
『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『草枕』『虞美人草』『三四郎』『それから』・・・。数々の小説が100年以上も読み継がれている夏目漱石。マンガ家で『JK漱石』も話題の著者が、豊富なイラストやマンガで漱石を徹底ガイドした一冊だ。2017年に刊行した『夏目漱石解体全書』に、漱石の旅や文学碑、漱石山房記念館レポ、図録情報などを新たに増補したもので、作家の生涯や作品、ゆかりの地、全国の記念館、漱石をめぐる人々、初版本装丁やオススメ文献など、漱石ファンも知らなかった新たな情報が満載である。
2026年は漱石没後110年、2027年は漱石生誕160年。来たる漱石イヤーに向け“予習”を。