桜田ひよりが主演するドラマ「あの子の子ども」(カンテレ・フジテレビ系)の第3話が、9日に放送された。(※以下、ネタバレあり)
本作は、蒼井まもる氏の同名漫画をドラマ化。妊娠が発覚したことで日常がガラリと変わってしまった高校2年生カップル・川上福(桜田)と月島宝(細田佳央太)の姿を描く“未成年の妊娠”と“いのち”に向き合う“ラブストーリーの一歩先”の物語。
GWから約2週間後、福に生理がきたことで、福と宝は、もう不安の種はなくなったと胸をなでおろす。学校では、福の異変に気付き心配していた矢沢(茅島みずき)が、晴れやかな表情で登校してきた福に思わず笑みをこぼし、福はそんな親友にだけ、この2週間で起きたことを打ち明ける。
そんななか、授業でライフプランを立てる課題を出された福は、大学で駅伝選手になり教師になるという夢を抱く宝と違い、自分には卒業後のビジョンが何もないことに気付く。それでもただ漠然と宝と一緒にいる未来を思い描く福は、この先のことを一つ一つ宝と一緒に決めてきたいと考えていて、そんな福の気持ちを聞いた宝も、自分も同じ気持ちであると伝える。
しばらくして、学校で吐き気を覚えた福は保健室を訪れる。保健室の足立先生(菊池亜希子)に前回の生理が3日で終わったことを話すと、一度婦人科を受診するよう勧められる。そこで初めて生理以外でも出血するケースがあることを知った福は、すぐさまスマホで検索。すると、ある記述が目に留まり、福は思わず息を飲んで…。
放送終了後、SNS上には、「ひよりちゃんの演技がすごくて、福のことを抱きしめてあげたくなった」「生理や妊娠の出血の種類なんて授業で習わないから分からないよね。つらい展開」「ドラマは重たいテーマだけれど、飯田(河野純喜)のシーンで笑顔をもらった」「矢沢さんにも影を感じるけれど、陽キャな飯田くんが照らしてくれることで救われているのかも」などの感想が投稿された。
また、福や宝と同じ年頃の子どもをもつ親世代の視聴者から、「自分の子どもだったらと思うと言葉にならない。将来の選択肢も夢もいっぱいある中で、2人の前にやってくる現実に、どんな言葉を掛ければいいのだろう」「親子関係も友達や恋人とも良好な関係だけれど、やっぱり誰にも言えないし、不安なのは当然だし、大人はどうしたらいいんだろうと思う」「自分も高校生のときに産婦人科に行った経験があるけれど、誰にも連絡されずに済んだし、看護師さんも先生も優しかった。娘にも時が来たら対処法を伝えたい」といった意見も寄せられた。