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『65/シックスティ・ファイブ』新映像が解禁 絶体絶命、究極シチュエーションを描いたサバイバルスリラー映画を紹介

 SFサバイバル・スリラー『65/シックスティ・ファイブ』が、5月26日(金)から全国の映画館で公開される。

『65/シックスティ・ファイブ』

 ミルズは宇宙船に乗り込み、宇宙を探査する長いミッションに出ていた。だが、突如小惑星帯と衝突して宇宙船は墜落。ミルズ以外の乗組員は全員死亡し、船体はバラバラになり航行不能となった。

 ミルズは切り離された脱出船を探すため、未知の惑星を捜索する中、生存する一人の少女・コアを発見する。実は2人が今いるのは6500万年前の地球。そして恐竜を絶滅させた巨大隕石が、間もなく地球に衝突しようとしていた。

 本作はSFだが、6500万年前の地球では、実際に現在のメキシコ・ユカタン半島付近に巨大隕石が激突した。それにより地球上の生物の80パーセントが死滅。放出された大量の硫黄や二酸化炭素が太陽光をさえぎり地球は寒冷化、氷河期に突入したことで、わずかに生き残った恐竜も絶滅へと追いやられた。本作はそれを基にしている。

 監督・脚本は“音を立てたら即死”の設定で、世界的大ヒットを記録したサバイバルホラー『クワイエット・プレイス』(18)の脚本・原案を手掛けたスコット・ベックとブライアン・ウッズ。

 製作は“この家から脱出したければ、息をするな”のショッキングスリラー『ドント・ブリーズ』(16)を製作し、ホラー映画の金字塔『死霊のはらわた』(81)や『スパイダーマン』シリーズ、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(22)を監督したサム・ライミ。

 そして、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15)をはじめ、さまざまなジャンルの出演作が続く実力派アダム・ドライバーが主人公のミルズを演じる。

 今回、本作の新映像が解禁となった。そこが6500万年前の地球とは知らないミルズは、宇宙船から降り立つと、生い茂った木々、得体の知れない何者かの巨大な骨、突然空高く吹き上がる間欠泉にあぜんとする。ミルズは未知の土地で先が見えない恐怖にどう立ち向かっていくのか…。

https://www.youtube.com/watch?v=BLuq90jSQ00

 また、『65/シックスティ・ファイブ』同様、絶体絶命、究極シチュエーションを描いたサバイバルスリラー映画を紹介しよう。

 何者かにひつぎに入れられたまま生き埋めにされた男が、手元にある道具だけを頼りに脱出を試みる『リミット』(10)

 断崖に腕を挟まれた状態のまま、生と死のはざまで127時間を過ごした登山家を襲う絶望と希望を描いた『127時間』(11)

 強盗を企てた3人の若者が、裕福な盲目の老人の家に押し入ったことから、思いがけない恐怖に陥る『ドント・ブリーズ』

 周囲に誰もいない秘境の島で突然、人食いザメに襲撃された女性の必死のサバイバル劇『ロスト・バケーション』(16)

 音に反応して人類を襲う“何か”によって文明社会が荒廃した世界で、過酷なサバイバルを繰り広げる一家を描いた『クワイエット・プレイス』

 上空600メートルの鉄塔に取り残された女性クライマーの決死の脱出劇『FALL フォール』(23)

 また、本作のミルズとコアにも似た、ユニークな“年の差バディ・サバイバル映画”として、『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』(14)もある。

 ゴールデンウイークに『65/シックスティ・ファイブ』の予習も兼ねて、これらの映画を見てみるのも一興だ。

(構成/田中雄二)

『クワイエット・プレイス』 (C)2018 Paramount Pictures. All rights reserved.