おでかけ

いわきの日帰り絶景低山、オススメ5選 首都圏からも近い福島・いわきの絶景低山にチャレンジ

360度パノラマが楽しめる「絹谷富士」のアドベンチャーロープ
360度パノラマが楽しめる「絹谷富士」のアドベンチャーロープ

 コロナ禍で到来した「登山ブーム」「低山ブーム」。初めて山を登る人にも、短い時間で安心して登れる低山が多い福島県いわき市。いわき市は太平洋も近く、阿武隈山脈に平地が挟まれていることから、眺望の良い標高1000メートル以下の低山がたくさんある。同市中心部には、開湯1300年を誇る「いわき湯本温泉郷」があり、手軽に楽しめる日帰り温泉も。いわきで捕れた新鮮な海鮮料理をはじめとした食の魅力もたくさんだ。いわき観光まちづくりビューロー(福島県いわき市)は「2023年 オススメ低山」5カ所を厳選し、登山シーズンの来訪を呼び掛けている。

 東京からいわき市までは、車では常磐自動車道(三郷インター~いわき中央インター)の利用で約2時間、電車の場合はJR常磐線(JR上野駅~JRいわき駅)特急ひたちの利用で約2時間15分。アクセスのしやすさや山頂からのダイナミックなパノラマなどから、「いわきの低山」は関東を中心としたハイカーに人気だという。

「絹谷富士」から見た絶景!中腹まで車で行けるから初心者にもオススメ
「絹谷富士」から見た絶景!中腹まで車で行けるから初心者にもオススメ

 「絹谷富士(きぬやふじ)」は高さ217メートル。約2000万年前の海底火山の活動によってできた岩場で、約10分で登れる。一帯は昭和52年に石森火山岩塊として市の天然記念物に指定されており、頂上には樹木がなく、360度見渡せ、太平洋まで望むことができる。途中、ロープで登る箇所もあるので、プチアドベンチャー気分が味わえる。

レジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」の対面にあるのが「湯ノ岳」
レジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」の対面にあるのが「湯ノ岳」

 “いわきのダイヤモンドヘッド”と称される「湯ノ岳(ゆのだけ)」は、標高593.6メートル。レジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」の対面にあり、同施設を題材にした映画『フラガール』にも登場した。山頂までは湯ノ岳パノラマラインとよばれるドライブコースがあり、中腹からは太平洋まで望める。中腹にある「湯ノ岳山荘」では宿泊やネイチャーツアーも楽しめる。

登山道も整備されて安心!小名浜の港の眺望も楽しめる
登山道も整備されて安心!小名浜の港の眺望も楽しめる

 「滝富士(たきふじ)」は標高306.3メートル。「親子3代で登れる山」として登山道も整備されている。1時間程度で登頂可能なことも人気の一つで、ふるさと富士百名山に選出されている。頂上からは小名浜港、そして太平洋のパノラマが望める。

常磐共同火力(株)勿来発電所の煙突やいわきの美しい海岸線
常磐共同火力(株)勿来発電所の煙突やいわきの美しい海岸線

 「愛宕山(あたごやま)」は標高365.8メートルで、山頂まで40分で登れる。山頂からの眺めは、常磐共同火力勿来発電所の煙突やいわきの美しい海岸線が特徴的。

頂上付近にある大岩がシンボルの「鬼ヶ城山」
頂上付近にある大岩がシンボルの「鬼ヶ城山」

 「鬼ヶ城山(おにがじょうやま)」は高さ887.3メートルで、いわき市第二の高峰。山頂までの所要時間は約2時間。「うつくしま百名山」に選定されており、麓には宿泊やキャンプなどが楽しめる「いわきの里 鬼ヶ城」がある。

 他にもたくさんの「絶景低山」があるいわき市。いわき市観光サイト「いわきの山」のページものぞいてみよう。問い合わせは、いわき観光まちづくりビューロー、電話0246-44-6545(平日9時~17時、土日祝日休み)。