地球環境の変化は、さまざまな生きものを絶滅させる。消えゆく昆虫40種を圧倒的な美しさと、迫力に満ちた写真で紹介する『絶滅危惧昆虫図鑑』(日経ナショナル ジオグラフィック・東京)が、4月10日に発売される。
アメリカ自然史博物館が保有する2000万点の節足動物の標本から、絶滅またはその危機にある40種の昆虫を選び、各標本を実物大の300倍に拡大。1万カット以上を合成し、肉眼では見えない色や質感、毛、鱗(りん)粉といった細部を鮮明に再現した超高精細写真で紹介する昆虫図鑑だ。写真は、イギリスの写真家 レヴォン・ビスの撮影。
昆虫に付された解説は、人気昆虫学者の丸山宗利氏の翻訳・日本語版監修。写真とともに、生態、環境の変化や保全活動の現状、レッドリストなど、問題点や取り組みが分かりやすくまとめられている。税込み2970円。