カルチャー

神秘的なフクロウの生態 美しい写真と解説でじっくり紹介

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 猛禽(きん)類というといかめしい感じだけれど、フクロウの愛らしい表情はちょっとコミカルでかわいいし、あちこちで幸せの象徴にもなっている魅力的な存在だ。その生態を写真や解説でじっくり知ることができる『世界で一番美しい フクロウ図鑑』(誠文堂新光社・東京、税込み3300円)が7月5日に発売された。

『世界で一番美しい フクロウ図鑑』 『世界で一番美しい フクロウ図鑑』

 フクロウの仲間は世界の神話のなかにも数多く登場、人間の心をとらえる力をもっている。最近はフクロウカフェもあるし、かわいいグッズを収集するファンも増えている。一方、生き物としてのフクロウ類は、すばぬけた視力と聴力、闇のなかを音もなく飛ぶ孤高のハンターとして類まれな能力を発揮する存在だ。世界の第一線で活躍する写真家たちの手によって撮影された彼らのダイナミックな生態写真と、さまざまな視点から研究をつづける科学者たちの寄稿により、この生きものをより深く理解するための科学書として、読んで楽しめる図鑑にもなっている。