カルチャー

日本史と世界史を旅するRPG 「時渡り」、iOS/Androidで配信開始

 

 教科書を読む代わりに、その時代に降り立って学ぶ歴史学習RPG(ロールプレイングゲーム)、「時渡り(ときわたり)」(合同会社SNAPLACE・東京)の配信がスタートした。第1部(古代・6章)は無料でプレイでき、以降は1600円の買い切りになる。

 プレイヤーは縄文の村から現代まで全47章の時代を実際に歩き、卑弥呼やカエサル、織田信長ら約100人の偉人と出会い、出来事の中で用語を覚える。検地では自分でものさしを使い、トロイア戦争では自分が木馬に隠れる。2000語を超える用語を「読む知識」ではなく「体験した記憶」に変えることができる。

 最大の特徴は、日本史と世界史を1本の年表の上で行き来する構成。例えば唐の長安を訪れた次の章で平城京に戻ると、都の設計が“長安の縮小コピー”であることが、移動の体験として分かる。教科書では分断されてしまうタテ(時代)とヨコ(地域)のつながりを、旅として体感できる仕組みになっている。紫禁城やタージ=マハル、江戸城の天守、ベルサイユ宮殿など、歴史的建造物450件超を訪ね、扉をくぐって、中の人物と話すこともできる。

 また、忘却曲線に合わせて、忘れかけた頃にその用語の復習クイズが出題される。時代検定や想起クイズ、解説アニメ185本で、インプットと想起を反復できる。

 開発者は、「暗記が苦手だった自分が“これなら覚えられた”と思える形だけを詰め込んだ。歴史が物語として動き出す感覚を味わってほしい」とコメントしている。