スマートフォンを買い替えたら、注目のアプリをダウンロードするより、操作方法を知るより、真っ先にするべきことがある。それは、液晶画面をガラスフィルムで保護することだ。
スマホを落としたりぶつけたりして、画面が割れたまま使っている人を見掛けたこともあるだろう。割れていると見にくいし、危ないが、保証サービスなどに入っていないと修理代も安くなく、入っていてもそれなりに費用がかかる場合が多い。
ガラスフィルムを貼れば、格段に割れにくくなるだけでなく、傷もつきにくくなる。そもそもスマホは小さいパソコンともいえるほど高機能で、割引や分割払いなどで分かりにくいが10万円近くする機種もざらにある高価な機器。きちんと保護して使いたいものだ。
ここまで読んで、なぜガラス?と思っている人もいるかもしれない。画面に貼るのはペラペラしたフィルムじゃないの?と。実は今や保護フィルムの売り場の半分はガラスフィルム。値は張るが、より丈夫で高機能なガラスへの注目が高まっている。
中でも光学ガラス専門メーカーとして創立され、メガネのレンズなどで知られるHOYAの「Z’us-G」(ゼウスジー)というガラスフィルムは、多種多様なガラス製品で培った同社の技術がふんだんに取り入れられ、強化されている。
・落下に強く割れにくい
・タッチがスムースで、画面が汚れにくい
・傷に強く、表面硬度が高い
・簡単に装着できて気泡が入りにくい
と、 保護するためにあってほしい性質が申し分なく備わっている。そもそも素材に密度が濃いガラスを使っているため、しなりへの強さを示す「曲げ強度」や、面の 強さである「硬度」が非常に高い。ポケットからの出し入れしたときに硬いものとこすれても傷になりにくいし、タッチ面は汚れにくく、汚れても拭き取りやす くなっている。
またガラスフィルムは、一般的なフィルムと違って貼るのが簡単。はがす、合わせる、乗せる、の3ステップで気泡なく貼れる。もし気泡ができても、真ん中を押せばすっと消えていく。
ラインアップは、例えばiPhone6s向けには4種類ある。
・「超透明ハイクリア」
写真や動画を楽しみたい人向け。付けていることを感じさせない印象。透過率93%で、写真や動画の美しさを引き出せる。
・「ブルーライトカット」
目や体に大きな負担をかけるといわれるブルーライトをカット。スマホで長時間作業するなど、目の疲れが気になる人向け。
・「反射防止」
表面に細かな凹凸がついているため強い光が和らげられ、映り込みが気になりにくい。指触りもサラサラして操作性がよいので、スマホゲームが大好きな人にぴったり。
・「のぞき見防止」
ガラス製ではあまり発売されていない、360°のぞき見防止機能つき。視野角70度以外は、左右だけではなく上下、斜めからの視線もカットする。
価格は「超透明ハイクリア」が3,300円、他の製品が3,700円(いずれも税抜)。仕様は細部にまで検討が重ねられていて、例えばガラスの薄さは「0.2mm」。他社からは「0.1mm」の製品も発売されていて、そちらは確かに手触りが良さそうだが、薄くすればその分、耐衝撃性能は低くなってしまう。「0.2mm」は 手触りと耐衝撃性のバランスをとった厚さなのだ。また、ガラス製品で信頼を積み重ねてきたHOYAとして誇大な性質はアピールしていない。表面硬 度は「9H」だが、「10H」とうたっている製品もある。しかし国家規格であるJIS規格で定められているのは9Hまでで、10Hは工業用製品としては規格外。また、透過率99.9%としている製品もあるが、ガラスの性質上、反射があるため99.9%は実現できない数値で、ありえないはずなのだが…。
購入するときは値段がやっぱりいちばん重要、という人も多いだろう。しかし価格は、質と比例するもの。安い商品はほとんどが素材につい ては触れていない。また、日本製だからといって強度が高いとは限らない。1,000円から3,000円ぐ らいのものと、3,000円以上のものでは、ガラスの「曲げ強度」や「硬度」が格段に違うのだ。商品の特性や質をしっかりと確認した上で、購入してほしい。
HOYA Z’us-G(ゼウスジー)商品ウェブサイト http://zusg.hoya.jp/