ビニール傘は、傘を差していても周囲を確認できる使い勝手の良さとリーズナブルな価格が魅力。その反面、処分しにくくリサイクルされにくいことから、近年傘の廃棄問題が深刻化している。このほど、ワールドパーティー(大阪市)から、環境配慮型の晴雨兼用傘ブランド「SiNCA by Wpc. (シンカバイダブリュピーシー)」が誕生した。ファッショナブルかつ再生素材と耐久性の高いパーツを組み合わせたサステナブルな長傘1型と折りたたみ傘1型を4月15日から、直営店舗をはじめ、Wpc.公式オンラインショップ、全国の取扱店舗で順次販売を開始する。
ブランド名には、傘の「真価」を深く考える「深化」を通して、「進化」を続けるブランドでありたいという3つの“シンカ”への思いが込められている。飽きのこないシンプルで使いやすいデザインと耐久性を備え、雨でも晴れでも使い続けてもらえる傘づくりを目指し、生地にはペットボトルを再生した再生ポリエステルを使用。また、プラスチック素材を削減すべく、持ち手の部分には竹から取り出した繊維が使用されているバンブーファイバーを混合している。
また、SiNCAの特長はサステナブルだけではない。はっ水力が持続する継続はっ水性、耐水圧10,000mm以上、遮光100%、UVカット率99.9%、紫外線防止指数UPF50+(最高値)と高スペックな性能を有する生地を使用しており、雨でも晴でも使い続けられる1本となっている。
カラーバリエーションは、自然界に存在する植物や深水、木々などさまざまなものから着想を得ており、男女問わず使いやすいアースカラー6色で展開(オフ/ネイビー/ブラウン/レッド/グリーン/サックス)。未来への取り組みとして売り上げの2%が森林保全団体へ寄付され、音楽家の坂本龍一氏が代表を務める一般社団法人more trees(モア・トゥリーズ)を通じ、森林を保全する取り組みを開始する。価格は長傘「SiNCA LONG」、折りたたみ傘「SiNCA MINI」ともに税込み4840円。