最近ニュースで目立つのが、連日発生している闇バイト強盗事件だろう。スマートセキュリティおよびスマートタウン事業のSecual(セキュアル、東京)は、これらへの対策と今後の国内での日常生活における身の守り方などを、独自のセキュリティ機器とプロ目線での知識でサポート。同社では、犯罪の手口を分析した上で、これらの事件から身を守る方法を紹介している。
まず、一連の闇バイト強盗事件について、犯行手口から分類すると、大きく「侵入犯」と「強盗犯」に分けることができるという。
このうち侵入犯は、住人の不在を狙う手口で、下見の段階では、人がいなくなる時間帯や侵入と逃走の経路などを探る。一方の強盗犯は、闇名簿などで、ある程度ターゲットの情報をつかんでいる指示役の命令に基づき、住民の在宅を狙う手口だ。
不審者の侵入に気づいた時は下記のような対策が有効。
・可能であれば、外に逃げるか鍵のかかる部屋に逃げる。
・110番通報をして電話をつないだままの状態にする。
・携帯電話での110番通報では住所を伝える。
・強盗に制圧された場合は無抵抗に徹しクレジットカードの暗証番号などは正確に伝える。
また、狙われにくい家にするための工夫としては、
・ 家の周辺はできる限り死角を作らず、人の目がある状態にする。
・高い生け垣や塀など外から陰になるような場所がある状態は極力避ける。
・庭やベランダ、駐車場などの手入れ(雑草や木が茂っていないか、足場となるものがないかの確認)をこまめに行う。
・「防犯カメラ作動中」、「猛犬注意」などの防犯用ステッカーを貼る。
・ スマートロックを使用している場合は、暗証番号を不定期で変更する。
・ 不審な訪問や連絡があった場合は「#9110」か「管轄警察署の代表番号」に情報提供してアドバイスを受ける。
・在宅中も携帯電話など、外との連絡手段を携帯するようにする。
侵入経路別の防犯アイテムとしては、侵入経路の7割以上を占める窓の防犯には「防犯フィルム」「補助錠」「窓センサーと防犯カメラ」がおすすめだという。また、玄関の防犯には「人感センサー付きの自動照明やタイマー付きライト」「カメラ付きインターホンと玄関防犯カメラ」「スマートロック」が効果的。また、ベランダや庭の防犯には「防犯フェンス」や「防犯砂利」も役に立ちそうだ。
これらの情報やアイテムを活用して、凶悪犯罪から身を守ろう。