食材を無駄にしないようにしたいし、栄養バランスにも気をつけたい。そして旬の味も楽しめるように、季節の野菜も取り入れたい――。当たり前のように繰り返される日々の食事作りは、いろいろなことを考える必要があり、忙しい毎日の中でとても大変なもの。でも、何より大切なのは、大切な人と食卓を囲む時間が“幸せな時間”であること。家庭で取り組める“冷凍テクニック”を知ったり、“冷凍食品の上手な活用”ができたりすれば、時間に余裕も生まれ、献立のバリエーションも増えそうだ。国内冷凍食品のトップ企業・ニチレイフーズ(東京)は、同社広報が監修した書籍『ニチレイフーズの広報さんに教わる 食材の冷凍、これが正解です！』(KADOKAWA・東京)をこのほど刊行した。 ニチレイフーズでは2016年から、「“冷凍”を賢く使って豊かな食卓に。」をテーマに、食メディア「ほほえみごはん」を運営している。これまで「ほほえみごはん」で発信してきた食材の冷凍に関する情報を書籍としてまとめた、いわば“冷凍保存の大事典”。「ほほえみごはん」監修の料理家による冷凍保存のアドバイスやレシピ、料理がもっと楽しくなるヒントを豊富に掲載している。160ページ、B5変形判、税込み1650円。

冷凍が不向きに見える野菜、例えばレタスやトマト、きゅうり、ナスは、こんな方法で冷凍保存できて解凍しておいしく食べられる。焼き魚はこんなひと手間を加えて冷凍し、加熱解凍すればふっくら仕上がる。生クリームも、適切な方法で冷凍すれば実は3週間保存可能。中途半端に残りがちなジャムは、こんな方法で冷凍するとトーストに使うのにも便利、などなど。

野菜・肉・魚など身近な食材以外にも、ごはんやパン、シチューや肉じゃがなど定番料理の作り置きの冷凍保存方法を150以上掲載。冷凍のコツに加えて、料理家による、解凍した食材のおすすめの食べ方やレシピ、食材豆知識、冷凍庫収納テクニックなども幅広く紹介する。毎日の料理がより楽しくなるヒントがたくさん詰まった1冊。