カルチャー

中高生の斬新なアイデアを募集 「トンボ1129(いい服)デザインコンクール」スタート

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 中高生の斬新な創造力を学校制服・体操着のデザインで発揮してもらおうと、学校制服・体育着の製造・販売を行うトンボ(岡山市)が、全国の中高校生対象の「第14回トンボ1129(いい服)デザインコンクール」の募集を始めた。

 同コンクールは2010年にスタート。学校単位での参加で家庭科の授業や夏期学習の一つとしても取り入れられている。前回は、全国1408校から2万878点の応募があり、制服デザイン部門では「本気のジェンダーレス制服(合服・冬服)」が最優秀賞に輝いた。

 審査には、トンボ学生服のデザイナー室や製品開発研究室チームのほか、企業ユニフォームや日本代表アスリートウエアのデザインを手がける外部デザイナーも加わる。最優秀賞・優秀賞の作品は、実際に学生服で使用している生地やパーツを使用し、トンボ学生服の縫製技術でカタチにしてプレゼントされる。

 第14回の応募締め切りは9月6日(水)必着。入賞作品は、11月29日(水)“いい服の日”に特設サイトで発表し、入賞者には連絡がある。対象アイテムは学校制服・体育着で、部門は「デザイン」「アイデア」「プリント(体育着のみ)」。未発表の作品に限り、1人何点でも応募できる。応募は、必ず学校の担任の先生を通じて、学校単位で専用の応募者リスト・応募用紙と一緒に送付する。

 賞品は、「最優秀賞」5万円分ギフトカード・「優秀賞」1万円分ギフトカード・「入賞」3000円分ギフトカード・「学校賞」3万円分ギフトカードのほか、応募者全員に参加賞が贈られる。入賞者数の制限はないが、対象者がいない場合は、表彰がない賞もある。学校賞は、内容と件数により、学校単位で決定する。

2022年制服デザイン部門最優秀賞

 近年の作品傾向は、「SDGs」「ジェンダーレス」「多機能」がキーワード。時代のニーズを考えたコンセプトに学生らしいアイデアと構成力が重なり、年々作品のクオリティーが高くなっているという。2022年の受賞作品は特設サイトで公開されている。