伝統工芸品の材料として目にすることも多く、海外でも関心が高い「竹」。この素材を生活の中に生かすという視点で、竹を見て試して知るイベント「“竹”の使い方をこんなに考えたことはなかった展」が、10月20日~11月5日まで、西武池袋本店(そごう・西武・東京)で開催される。入場無料。
かつては、身近な存在として日々のくらしの傍らにあった竹は、徐々にプラスチックなどほかの素材に置きかえられ、影が薄くなりつつある。一方で、成長が早いために竹害をもたらすほど繁殖力は強く、抗菌力や消臭力といった長所も多い。そこで竹の種類や、竹と笹、バンブーの違いなどを説明。竹の地下茎や120年に一度しか咲かないといわれる竹の花を展示したり、竹のイメージが変わるようなさまざまな製品を紹介したりする。“脱プラ”の時代、伝統的な使い方をさらに広げた竹の魅力を知ることができる。