2月も半ばとなると、花粉症に悩む人が憂鬱(ゆううつ)になる頃だ。猛暑の翌年は花粉症の当たり年といわれるが、昨年がものすごく暑かったことを踏まえると、今年は心配になる。そうした中、一条工務店(東京)は、花粉症と診断されている、または花粉症だと自覚している男性307人、女性383人、計690人を対象に、「花粉症に関する意識調査2025」を実施した。調査期間は、2024年12月7日~2024年12月15日。
まず、発症する時期に関してだが、2024年の1年間で、実際に花粉症の症状が出た月を聞くと、1月が13.2%、2月が35.8%と徐々に増え、3月が67.7%とピークを迎えることがわかった。外に出ると特につらい花粉症、それを理由に外出を控えた経験について聞くと、「よくあった」(12.6%)、「たまにあった」(30.4%)と4割以上の人が外出を控えた経験があると回答した。「自宅にいる時、屋外と比べて花粉症の症状は?」という質問には、半数以上の人が、自宅でも屋外と同程度 の症状が出るか、もしくは症状がひどくなっていると答えている。
一方、「花粉症によって仕事・勉強・家事でミスをしたり、スピードが遅くなるなど、自身のパフォーマンスが落ちると感じ ていますか?」と尋ねたところ、 「とても落ちる」(31.6%)、「やや落ちる 」(51.9%)と回答した人を合わせると、8割以上の人が、仕事や勉強などのパフォーマンスが落ちると感じている。
また、 現在仕事をしている人(回答者605人)の約16%が、花粉症の影響で仕事を休む、あるいは働き方を変えた経験があることもわかった。
「花粉症の対策は、いつ頃から始めるか?」との問いには、花粉症の症状が出てから対策を始めるという人が最も多く42.2%。次いで、花粉が飛散してからの22.0%だった。自身の花粉症対策にかかった費用は、半数以上が5000円未満と回答し、1万円以上という人は約17%だった。
調査を実施した一条工務店では、つらい花粉の季節を乗り切るために、家の中への花粉の侵入を防ぐ「超気密性能」をはじめ、高性能フィルターが花粉を99%カットする全館換気システム 「ロスガード 90」、家に入る前に花粉を吹き飛ばす「花粉ジェット」を提案している。