消費期限切れや食べ残しなどで問題になるフードロス。4月22日の「アースデー」を前にフードロスに関する調査(雪印メグミルク・東京)を実施したところ、賞味期限切れなどで捨てたことのある食品で最も多かったのが牛乳だった。他の調査結果では野菜や加工食品などのリストが上にあることも多いが、捨ててしまう牛乳はゴミとして回収されないことから、ゴミの調査結果に反映されない「隠れフードロス」といえそうだ。
調査は2月1~28日に牛乳を買っている全国の20~69歳の2000人を対象に実施した。賞味期限が切れたなどの理由で捨てたことがある食品の最多は牛乳(35.3%)で、続いて野菜(32.3%)、肉(24.1%)という結果。牛乳の使用方法については「そのまま飲む」が67.4%で最も多く、コーヒーや紅茶などの割材としての使用が59.7%。料理の材料として使う人も45.9%と半数近かった。
廃棄しないために「大きいサイズのものを買わない」や、「飲めるサイズの少量のものを選択する」という人や、大量消費のレシピを探す、賞味期限が近づいてきたらカレーやシチューなどで使って食べるようにしている、などのアイデアもあった。
普段900~1000mlの大きいサイズの牛乳を買っている人が多く、それでは多いと感じる人にちょうどいい容量の「雪印メグミルクおいしい牛乳 750ml」が、関東エリア限定で3月末に発売されているから、家族の人数や在宅スケジュールなど考えながら、飲み切れるサイズを選ぶようにしよう。