ビジネス

尼崎市立歴史博物館で「にっぽん博覧会ものがたり」展 大阪・関西万博記念し、博覧会の歴史たどる

  兵庫県尼崎市の市立歴史博物館で、明治から平成までの日本の博覧会の歩みを紹介する展覧会「にっぽん博覧会ものがたり 前期・近代編」(尼崎市教育委員会など主催)が 6月22日まで開かれている。「大阪・関西万博」を記念した催しで、観覧無料。

 資料点数約4700点にも及ぶ同博物館の博覧会資料コレクションの中から逸品を展示する。取り上げる博覧会は明治四年京都博覧会(1871年)▽湯島聖堂博覧会(1872年)▽京都博覧会(1872年~)▽第1回内国勧業博覧会(1877年)~第5回内国勧業博覧会(1903年)▽東京勧業博覧会(1907年)▽東京大正博覧会(1914年)▽平和記念東京博覧会(1922年)▽大礼記念京都博覧会(1928年)▽名古屋汎太平洋平和博覧会(1937年)▽大東亜建設博覧会(1939年)▽幻の日本万国博覧会(1940年)―など。展示点数は約110点。 

 関連事業として記念講演会を5月10日午後2時から、同博物館で開く。講師は並木誠士・京都工芸繊維大美術工芸資料館特定教授。演題は「京都と博覧会」。 

 同展覧会の「後期展」として7月19日~9月21日、尼崎市の尼信会館で「あましん&れきはくコラボ展 にっぽん博覧会ものがたり 後期・現代編」(尼崎信用金庫や尼崎市教育委員会など主催)を開催する。戦後に国内で開催された主な博覧会に関する資料を1970年の「大阪万博」を中心に展示し、戦後日本の博覧会の歩みをたどる。取り上げる主な博覧会はアメリカ博覧会(1950年)▽日本産業貿易博覧会(1950年)▽尼崎防潮堤完成記念栄える産業博覧会(1954年)▽日本万国博覧会(大阪万博、1970年)▽沖縄海洋博覧会(1975年)▽ポートピア’81(1981年)▽国際科学技術博覧会(つくば科学万博、1985年)。