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宮古島の有機ブルートバナナ、島外販売を開始 就労支援と地域の持続可能性をめざすバナナプロジェクト

 

 一般社団法人大きな和同志会(沖縄県宮古島市)は、同法人が運営する就労継続支援B型事業所で栽培した有機JAS認定の「ブルートバナナ」の島外向けの販売を、9月からスタートした。

 自立支援を必要とする人たちの就労機会を広げるとともに、宮古島の持続可能性を高めることを目的とした取り組み。栽培から収穫、販売までを通じて、環境負荷を抑えた農業の実践と利用者の社会参加・自立を推進している。3年前の同施設開所当時には数本だったブルートバナナが、今年は300本を超えるまでに成長し、豊作を迎えたという。

 「ブルート」は、創業者のニックネームから取っており、品種としてはアップルバナナに相当。有用微生物(EM)を活用し、農薬・化学肥料を一切使わず栽培し、農林水産省の有機JAS認定を取得している。これまで島内だけで販売していたが、このほど、島外向けの販路拡大を決定した。島バナナよりやや大ぶりで、もちもちとした食感と豊かな香りが特徴。腹持ちが良く、トレーニングをする人、ビーガンの人、子どもにも安全な食品と、同会は胸を張る。通信販売で購入できる。