カルチャー

10月の週末は食と芸術を同時に味わおう お皿展示会で老舗旅館の朝食を堪能できる特別食事

 器好きにはちょっと魅かれる企画。福岡県筑紫野市にある二日市温泉の旅館「大丸別荘」で、創業160周年特別企画「お皿展示会」が、10月の金・土・日曜と祝日に開催される。1000点を超える多種多様なお皿と特別な食事を味わえる秋のイベント。時間は10時~17時。

 大丸別荘の設立は1865(慶応元)年。長年にわたって旅館の料理を彩ってきた器を一堂にそろえ、食欲の秋と芸術の秋を同時に楽しんでもらう企画。通常は料理が盛りつけられていて、食べる方に気持ちが持っていかれがちな“脇役”の器をじっくり鑑賞する機会。遊び心のある器や年代物の器など、学びの場としても楽しめる。

 展示に加えて、大丸別荘で実際に使用してきた食器の中から、不ぞろい品などを特別価格で販売。小鉢や大皿、酒器など日常の食卓に取り入れやすい器を幅広くそろえる。数量限定。

 また、会期中は、通常は宿泊客用の朝食を日帰りで味わえる特別食事会も開催する。九州各地の食材を生かした和朝食を、展示会場に並んだ器とともに味わえる。展示・販売会は予約不要、食事会は要予約。問い合わせは電話:092-924-3939、またはメール:info@daimarubesso.comで受け付ける。