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【和歌山・西之丸庭園で出会う秋の絶景】水面に映る「逆さもみじ」が美しすぎる

和歌山城の城内に広がる「西之丸庭園(にしのまるていえん/通称:紅葉渓庭園)」は、国の名勝にも指定されている池泉回遊式庭園。江戸時代初期、紀州徳川家初代・徳川頼宣が造営した歴史ある名園です。秋になると、園内は燃えるような紅葉に包まれ、池の水面には赤や金の葉が映り込む「逆さもみじ」が出現。静けさの中に、秋の光と彩りが溶け込む幻想的な景観が広がります。

四季を映す池泉回遊式の庭園!秋は「紅葉渓」の名にふさわしく
西之丸庭園は、和歌山城の内堀を池として活かした独特の構造が特徴。紀州産の青石を使った石組みが美しく、季節ごとに表情を変える水面が訪れる人を魅了します。


特に秋は、紅葉と石垣、白壁が織りなす光景が圧巻。池にかかる釣殿風の「鳶魚閣(えんぎょかく)」や、舟形をした「御舟石」などが風情を添え、まるで絵巻物のような美しさに。街の喧騒を離れて、ゆったりと流れる時間の中で紅葉狩りを楽しめます。

名勝 西之丸庭園(通称:紅葉渓庭園)
所在地:和歌山城公園内(和歌山市一番丁3)
開園時間:9時00分~17時00分(最終入園は16時45分、入園無料)※12/29~12/31は休園
ベストシーズン:11月下旬~12月上旬(例年)
公式サイト:https://www.wakayamakanko.com/sightseeing/history3.html

茶室「紅松庵」で過ごす心ほどけるひととき

庭園の北側に佇む茶室「紅松庵(こうしょうあん)」では、苔むした庭と紅葉が一枚の絵のように広がります。抹茶と地元・和歌山の和菓子(有料)を味わいながら、紅葉を間近に眺める時間は格別。

真っ赤に染まる木々を借景に、一服のお茶をいただくひとときは、まるで時間がゆっくりとほどけていくよう。日常から少し離れて、心を整える和の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

茶室「紅松庵」
所在地:和歌山城公園内(和歌山市一番丁3)
営業時間:9時00分~16時30分(最終入場 16時00分)※12/29~翌年1/3は休業
料金:呈茶 生菓子+薄茶一服:600円、干菓子+薄茶一服:500円
公式サイト:http://wakayamajo.jp/shisetu/beni.html

写真映えも抜群!秋限定ビュースポット
水面に映る逆さもみじ、苔むす庭、風に舞う落ち葉。どこを切り取っても絵になる「西之丸庭園」は、写真好きにも人気の撮影スポットです。

紅葉と歴史、そして静寂が調和するこの庭園で、秋ならではの一枚を残してみてください。


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