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「大麻に頼らない選択を」 厚労省が若者向け広報啓発コンテンツを公開

 厚生労働省によると、2024年の国内の大麻事犯の検挙人員は6342人。過去最多を更新した前年に比べ減少したものの、引き続き覚醒剤事犯の検挙人員を上回ったという。同省はまさに「大麻乱用期」の渦中にあると位置づけている。また、検挙人数のうち30歳未満の若年層が7割以上を占めており、特に若年層に対する薬物乱用防止のための広報啓発が求められているとして、大麻のリスクや薬物を誘われた際の対処法などを紹介した特設サイトこのほど紹介した。薬物に関する○×クイズ「クイズで学ぶ薬物のこと」のほか、「薬物にまつわるデータ集」や、薬物を誘われたときの対処法などを紹介する「大麻と距離を取るために」といったコンテンツを掲載している。

 また同省は、30歳未満500人を対象に、薬物の心身への影響等について、どれくらい浸透しているのかなどの意識調査を今年9月に実施した。それによると、約9割が大麻乱用は心身への悪影響があると回答、約8割が大麻に依存性があると回答した。大麻事犯の検挙者の約7割は30歳未満であることについては、回答者の7割以上が知らなかった。アンケート結果詳細は厚労省ホームページに掲載している。