温泉街として有名な静岡県・伊豆熱川にある「熱川バナナワニ園」。飼育されているワニは15種約100頭と日本一を誇り、栽培されている熱帯植物は約5,000種にもなる、南国気分を味わえる観光名所です。そんな「熱川バナナワニ園」では2025年11月29日(土)から2026年3月8日(日)まで、本園から徒歩で移動できる分園フルーツパーラーにて、6名のアーティストによる企画展「ワニのいるところ」を開催。アートを通じて、ワニの魅力を再発見してみませんか?

フルーツパーラーのメニュー
独自の視点から「ワニ」を見つめ直す企画展「ワニのいるところ」

あるワニは、日常に寄りそうキャラクターとして。
あるワニは、本当の姿を伝える存在として。
6人の作家が創り出す、それぞれのワニの姿。
ワニが生きるこの場所―熱川で、個性豊かなワニたちが集います。
こうしたコンセプトのもと、ジャンルの異なる6名のアーティストによる「ワニ」をテーマとした作品展です。
2025年11月26日(水)~2026年3月1日(日)の期間に、東京・国立科学博物館(東京都台東区)で開催される企画展「ワニ」に、熱川バナナワニ園は特別協力として参画します。これにあわせて、熱川バナナワニ園の園内でも独自の視点から「ワニ」を見つめ直す企画として、企画展「ワニのいるところ」が開催されます。

ジャンルの違う6人のアーティストがワニを表現
参加する作家さんは、古生物復元画家から絵本作家、キャラクターイラストレーターまで、幅広い表現者6名。リアルからファンタジー、立体、キャラクターまで、さまざまなワニの表情が集います。
約2億年以上の時を生きてきた、まさに生きた化石・ワニ。その力強さとやさしさ、そして人とのつながりを、アートを通じて感じられるような展示となっています。
【園長メッセージ】「ワニのいるところ」に寄せて(抜粋)
ワニと聞くと、怖い、獰猛。そんな印象を持たれる方も多いかもしれません。
けれど、私にとってワニは、いつもそばにいる大切な存在です。
ふと見せる脱力した可愛さ、光にきらめく瞳、静かにこちらを見つめ返すその姿に、言葉を超えたぬくもりを感じます。
今回の展示では、6人の作家がそれぞれの視点から“ワニ”を表現しました。
やさしさと芯の強さ、現実のかたわらに夢が息づく作品を、どうぞ熱川の地でご覧ください。(全文は会場に掲載予定)

参加アーティスト紹介(五十音順)
雨宮ひかる
1994年、東京都出身。2019年、武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻修了。学部在籍中からワニの魅力にのめり込み、現在に至るまで10年以上ワニを描き続けている。ボールペンによるモノクロ表現から水彩、デジタルまで幅広く、ワニと人々を繋ぐことを目標に制作。現在は熱川バナナワニ園でグッズや看板のイラストも手掛ける。絵本『ゆるワニビビ くちのとじかたおしえてください』(パイ インターナショナル)刊行。カランダッシュ銀座ブティックで毎年個展を開催。
[X]
うに
動物の絵を中心に制作し、SNSやオンライン販売で活動。「見た人の想像が膨らむ絵」をテーマに描いている。これまでにジャケット写真や商品パッケージを担当。今回の展示では「バナナとワニ」を題材にした作品も出展。X(旧Twitter)・Instagramでも作品を発表中。
[X][Instagram]
江口ノリコ
1986年東京都生まれ。貼り絵作家、絵本作家。著書に『しかけえほん ブーブーとあそぼ!』(交通新聞社)、『おやすみしかけ絵本 とんとんとん』(パイ インターナショナル)など。ネコが好きだったが、瞳孔を閉じた目がワニと似ていることに気づき興味を持つ。ワニが主人公の絵本『オレは“最強”だったから』(作:くすのきしげのり、共作:CAN)が好評発売中。来春、続編刊行予定。
[Instagram]
小田隆
1969年三重県生まれ。東京藝術大学大学院修了後、恐竜化石の組み立てをきっかけに古生物復元画を手がける。以降、博物館展示・図鑑・絵本など多数制作。科学的資料に基づく一方で、独自の芸術性を追求。京都精華大学マンガ学部教授。
[Web][X]
國司真音
2001年兵庫県生まれ、滋賀県育ち。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒。高校時代にワニに魅了され、2023年に熱川バナナワニ園で個展「わにしょっかん」を開催。ワニをテーマにしたレリーフ作品を中心に、“触れるワニ”をコンセプトに制作。好きなアリゲーターはミシシッピ。
[X]
本間あきら
京都出身のイラストレーター。オリジナルキャラクター「やさしいおおかみ ウルフくん」を中心に活動。思わずクスッと笑える動物イラストを描き、コラボグッズやLINEスタンプなども展開。
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期間中は、各作家さんによるグッズも本園売店にて販売されます。作品世界をより身近に感じられるラインナップをのぞいてみてくださいね。
企画展「ワニのいるところ」
会期:2025年11月29日(土)~2026年3月8日(日)
会場:熱川バナナワニ園 分園フルーツパーラー (静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本1253-10)
開園時間:9:00~17:00(最終入園は16:30)
問い合わせ: 熱川バナナワニ園(TEL 0557-23-1105)
公式サイト:https://bananawani.jp
ワニだけじゃない!日本唯一の展示も「熱川バナナワニ園」

温泉地としても有名な熱川の温泉熱を利用して、ワニの展示や熱帯植物の栽培をしている「熱川バナナワニ園」。飼育されているワニは15種約100頭と日本一を誇り、栽培されている熱帯植物は5,000種にもなります。
また日本で唯一、希少種のニシレッサーパンダの飼育・繁殖をおこない、世界でも珍しいアマゾンマナティーも飼育展示されています。どちらも国内ではここでしか見られない貴重な存在です。分園フルーツパーラーでは、園内で採れた新鮮なバナナやパパイヤを、ジュースやパフェなどで味わうことができます。

レッサーパンダも飼育
熱川バナナワニ園
所在地:静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本1253-10
営業時間:9:00~17:00(最終入園は16:30)
アクセス:伊豆急行線「伊豆熱川駅」より徒歩1分
TEL:0557-23-1105
公式サイト:https://bananawani.jp
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公式オンラインショップ:https://bananawanien.thebase.in
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