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値上がりしてもお金をかけたいものは? ソニー銀行が物価高の影響に関する意識調査

 

 止まらない物価上昇。生活を防衛するために、日々さまざまな工夫をし、節約をしている人が多いだろう。だが、たとえ値上がりしてもお金を使いたい対象もあるのでは? ソニー銀行(東京)は、同行に口座を持つ809人を対象に、家計における物価上昇の影響に関する意識調査を行った。調査期間は9月1日~ 9月15日。

 それによると、節約について「常に意識している」人が42%、「時々、意識している」人が47%。約9割が節約を意識していた。直近1年間で特に価格が上がったと感じるものを聞くと、「食料品」(85%)、「外食」(52%)、「旅行」(39%)が上位だった。現在節約している対象は、「食料品」(48%)、「外食」(38%)、「衣料品」(27%)が上位となり、価格上昇を感じる項目と節約の対象が一致する傾向がみられた。

  また、物価が上昇する中で、商品やサービスを選ぶ際に重視することを聞くと、上位3位は、「信頼性が高い」(62%)、「安全性が高い」(50%)、「価格が安い」(46%)。価格よりも品質や安心感を重視する傾向がうかがえる。また、「機能が良い」(45%)も僅差の4位だった。

 一方、価格が上がってもお金をかけたい対象は、「旅行」と「食料品」がともに51%で突出。具体的な出費を許容しているものは「海外旅行」(54%)と「国内旅行」(37%)が上位で、「外食」(28%)や「コンサートなどのイベント」(23%)が続いた。