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レスポンが教育支援ツールに新機能「レスポンレポート」公開 学生がアプリで自身の学校の活用状況を確認

 リアルタイムアンケートを手がけるレスポン(東京都千代田区)は、同社が運営する「教育機関向けrespon(レスポン)」のアプリで、新機能「レスポンレポート」の公開を始めた。この機能は、学校ごとのresponの利用状況を定期的に配信するもので、学生はアプリ上で自身の学校のrespon活用状況を確認できるようになったという。

 「教育機関向けrespon」は、専用スマートフォンアプリと連携して利用する教育支援ツール。リアルタイムアンケートや出席管理システムが特徴で、教員は専用の管理ページから授業ごとに「カード」を作成し、出席確認、アンケートなど複数の用途で活用できる。教室では教員がカードの「受付番号」を学生に提示し、学生はアプリから回答・提出。提出結果は即時に集計され、リアルタイムに表示することで、教員は学生の理解度や意見をその場で把握できるという。カードの提出記録から、教員や職員が各学生の出席状況を確認することもできる。

 Responの利用状況に関しては、「同じ学校で他の利用者がどれくらい利用しているか」は、各学校のシステム管理者のみが把握できる情報という課題があったことから、これまでに教員用管理ページ内に、利用レポートを公開。教員の利用回数・活用状況を可視化することができるようにした。

 今回、新機能として学生が利用するアプリで、2025年度前期の利用レポート(レスポンレポート)を公開。提出件数に加え、深夜の利用状況など、学校全体の利用を把握できる項目を掲載。定期的に公開するという。

 レスポン社は「教室の中での教員と学生とのリアルタイムなコミュニケーションは、人工知能(AI)時代にこそ大切にしなくてはいけないものと考える」として、今後もさまざまな機能を開発するとしている。