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役目の終わったランドセルを次の背中へ 新潟県十日町市のリゾートホテルが8年目の活動をスタート

 日本の子どもたちの6年間の思い出が詰まったランドセルが、再び海外の子どもたちの背中で輝きを放ち、未来の夢を育む架け橋となる。新潟県十日町市のリゾートホテル「あてま高原リゾート ベルナティオ」は3月1日(日)から、使い終わったランドセルをアフガニスタンの子どもたちへ贈る「笑顔でつなぐランドセルプロジェクト」をスタートする。

 公益財団法人ジョイセフ(東京)を通じて、教育環境が整っていない海外の子どもたちを支援する取り組み。今年で8年目を迎え、2019年の開始以来、累計867個のランドセルが世界へと旅立ってきた。現在、アフガニスタンでは女子の約2人に1人が小学校に通えない深刻な状況にあるという。そのような中で、日本から届くランドセルは、単なる学用品としての役割を超え、「学校へ通う」という習慣を地域に根付かせる象徴となり、教育意識の向上や母親への保健情報の伝達といった社会的な一歩を支えている。

 ランドセル寄付は、期間中にホテルへ宿泊し、直接ランドセルを持参した場合のみ受け付ける。郵送や宅配は不可。ランドセルを預けた宿泊者には、森を守るための間伐材から作られた特製の「ヒノキの鉛筆」が贈られるほか、2025年からは宿泊者が長寿と幸福を願って折った「折り鶴」をランドセルに同封する試みも始まっている。通常は寄付者が負担する海外輸送費(1個につき2500円)を、ホテル側が橋渡し役として所定の個数まで負担する。受け付けは、年3月1日(日)から4月5日(日)まで。なお、ジョイセフでは通年でランドセルの寄付を受け付けている。