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「重症筋無力症」に正しい知識と理解を 9月12日愛知県豊田市で市民公開講座

愛知県豊田市で開かれる「重症筋無力症(MG)」市民公開講座の案内

 脳から筋肉への指令が伝わりにくくなり、全身の筋力低下や疲れやすさ、まぶたが垂れ下がる、物が二重に見えるなどの症状が起こる重症筋無力症(MG)をテーマにした市民公開講座「正しい知識が力になる。患者さんと学ぶMG」が9月12日(土)午後1時から、豊田産業文化センター(愛知県豊田市小坂本町)で開かれる。専門医や患者の生の声を聞き、MGの病態や最新の診療、患者の困りごとなどについて、広く知ってもらおうという狙いだ。

 オンライン配信もあり、締め切りは会場参加が9月9日(水)午後5時(先着順・定員に達し次第、締め切り)、オンライン参加は9月11日(金)正午。いずれも参加無料。申し込みは、市民公開講座in愛知  参加申し込みフォームから。

 MGは、著しい筋力低下と疲れやすさが特徴で、まぶたが垂れ下がる「眼瞼下垂(がんけんかすい)」、物が二重に見える「複視」など目の症状が起こりやすい。神経と筋肉のつなぎ目に障害が生じ、神経からの情報が筋肉に伝わりにくくなることで、筋肉がうまく動かなくなる自己免疫疾患であることが分かっている。

 難病情報センターによると、2018年の全国疫学調査で患者は2万9000人余り、人口10万人当たりの有病率は23.1人。男性より女性がやや多く、発症年齢の中央値は男性60歳、女性58歳。厚労省の難病に指定されている。治療は、病気の原因である自己抗体がつくられるのを抑制したり抗体を除去したりする免疫療法のほか、神経から筋肉への信号伝達を増強する対症療法などがある。

MGの主な症状

 公開講座では、トヨタ記念病院脳神経内科科部長の鈴木淳一郎氏が「知って安心! 重症筋無力症― 症状・診断・最新治療まで」、安城更生病院高齢福祉事業部長(院長補佐) ・脳神経内科介護老人保健施設長の杉浦真氏が「治療法が増えた今、どう選ぶ? ― 医療者と一緒に決める重症筋無力症の治療」と題して、それぞれ基調講演をする。引き続き、一般社団法人「全国筋無力症友の会」副代表理事・愛知支部長の小林悦子氏らが加わり、トークセッション「MGの“今”を話す。症状の気づきから、診察室での対話、そして日常のリアルまで」で意見交換する。

 よりよい医療を受けるためには、患者や周囲が病気に対する正しい知識を持つとともに、患者自身が自覚を持って医療に参加することが欠かせない。公開講座はMGについて学び、病気と治療についての理解を深めるのに役立ちそうだ。

 MGの市民公開講座は、10月3日(土)に熊本市、10月25日(日)に群馬県高崎市、11月28日(土)に新潟市でも開催予定。8月8日(土)に広島市で開かれた市民公開講座には、会場、オンライン合わせて76人が参加した。