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あなたの“童話”が絵本になるかも 第44回「アンデルセンのメルヘン大賞」作品募集がスタート

アンデルセンのメルヘン文庫

 創作童話コンテスト「第44回 アンデルセンのメルヘン大賞」の作品募集が9月2日に始まった。主催するアンデルセン・パン生活文化研究所(広島市)は、広島で創業したアンデルセングループの文化事業を担う研究所で、グループはベーカリー「アンデルセン」や「リトルマーメイド」、石窯パンを製造する「タカキベーカリー」などを展開する“パンの総合企業”として知られている。

 同賞は1983年、創業35周年を記念して創設された。物質的な豊かさが進む一方で心のゆとりが求められた時代に、店名の由来でもある童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンの精神に共感し、「童話を通じて夢や希望を届けたい」という思いから始まった。選考は毎回異なる画風のイラストレーター5人が担当し、「自分が挿絵を描きたい」と感じた作品を選ぶ独自の方式を採用。受賞作は挿絵とともに「アンデルセンのメルヘン文庫」として絵本化される。

 募集テーマは「身近な暮らしの中で感じたこと、感動したこと、想像したこと」。一般部門(中学生以上)は8000字以内、こども部門(小学校6年生まで)は800〜2000字で応募できる。応募期間は12月10日までで、Webフォームまたは応募用紙で受け付ける。なお、AIを利用した作品は選考対象外となる点にも注意が必要だ。

 選考委員には浅見ハナ氏、奥原しんこ氏、城谷俊也氏、鈴木智子氏、寺田順三氏が参加。一般部門の大賞には賞金30万円とデンマークペア旅行、こども部門の大賞には創作活動奨励金5万円と同旅行が贈られる。ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートやパンのギフトセットなど、アンデルセングループらしい副賞も用意されている。

 これまでの応募総数は7万6千件を超え、日常の気づきや温かな世界観を描いた作品が数多く寄せられてきた。事務局は「第44回も、皆さまの想像力あふれる作品を心よりお待ちしています。自由な発想や心に残る物語との出会いを楽しみにしています」とコメントしている。受賞作の発表はアンデルセンの誕生日でもある4月2日(2027年)だ。

第43回授賞式の記念撮影