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本州最北端の海で故人を見送る 海洋散骨という選択肢

 亡くなった人を見送る方法も多様化してきている。その一つ、“海洋散骨”という選択肢を提供する「ブルーオーシャンセレモニー 青森」(ハウスボートクラブ・東京)が、7月1日にスタート。本州最北端の海で故人を静かに送れるようになる。

 青森県北東部に位置する下北半島は、太平洋に突き出した地形が特徴的で貴重な植生物が多く存在し、人々の暮らしに海や自然が強く結びついている。古くから盛んな漁業のほか、観光でも仏ヶ浦や大間岬など魅力的な土地の多い地域だ。お墓や供養についての遺族の悩みは多岐にわたり、海洋散骨という選択肢が増えるのは海が身近な人々にとって積極的な意味を持つ。

 冬季の出航は難しいが、春~夏にかけては開放感あふれる透き通った美しい海で故人の旅立ちを見送ることができるほか、仏ヶ浦周辺の観光クルージングも同時に楽しめる国内有数の海洋散骨エリアだ。