鶴嶋乃愛、“ゼッタイに不倫させる女”役で新境地 「説得力を持って魅力を伝えられれば」【インタビュー】

－テレビドラマ初出演となった「仮面ライダーゼロワン」は、大きな転機となった作品だと思いますが、今、振り返ってみて、鶴嶋さんにとってどんな作品でしたか。

　お芝居や役者としてのあり方など、全てを学ばせていただいた場所で、改めて感謝しています。あの経験がなかったら今の私は十分にやれていたのだろうかと思うぐらい大切な場所でした。今でも出演できて良かったと思っています。

－今後の俳優としての目標は？

　鶴嶋乃愛にしかできない表現を続けていきたいですし、共感してもらえる女優になりたいです。今回の作品は、なかなか共感するのは難しいかもしれませんが、ノアちゃんは同世代の子たちに刺さるファッションやヘアメークをしていると思うので、ファッション面にも注目していただき、楽しんでいただけたらと思います。

－2023年に挑戦してみたいことはありますか。

　趣味が多いので、いろいろとあるのですが（笑）、占い師の方に語学を勉強した方がいいと言われたので、語学にも挑戦してみたいと思います。それから、宝塚が大好きなのですが、宝塚には声楽もバレエもダンスもピアノもできる多才な方がたくさんいらっしゃるので、私も少しでも近づけるよう芸事を学びたいと思っています。

－いつかは舞台に出演したいという思いもあるのですか。

　宝塚を見るようになって、よりその思いが強くなりました。宝塚の舞台を初めて見て、映像作品とはまた違った美しさがあることを知りました。宝塚では、「究極の愛」をテーマにした作品も多いのですが、それが私には本当に美しく映って。こういう清らかな心を忘れたくないと再認識させられる場所でもあります。いつか、自分も舞台に立ち、そうしたすてきな世界をお届けできたらと夢見ています。

（取材・文・写真／嶋田真己）