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菅井友香「自分らしさを出していけたら」 グループ卒業後、初舞台で沖田総司役【インタビュー】

-俳優業や、演じることの面白さをどんなところに感じていますか。

 私は、まだまだ出演作も多くはないですが、舞台に出演していると、同じ芝居をしていても日々発見があったり、違うアプローチをしたことで新たな気持ちが芽生えたり、毎日新鮮にできることが面白さなのかなと思う瞬間はありました。グループ活動をしていたときも、時間が作れたら、劇場に足を運んで、いろいろな舞台作品を見てパワーをもらって帰ってくるという生活をしていたのですが、舞台には、感動や「明日頑張ろう」と思える力があると思います。私もそうやって、誰かに力を与えられる人になれたらいいなと思っています。

-観劇をすることも好きなのですね。

 それも「飛龍伝」がきっかけでした。自分が出演させていただいて、演劇やミュージカルの楽しさを知って、そこからはできる限り、劇場に通っています。

-2023年の目標は?

 今はとにかくこの作品を成功させることです。たくさんの方に喜んでいただいて、つかさんにも届くように頑張っています。そして、この経験がその先につながればいいなと思います。それから、2023年は気持ちを解放することを目標にしたいと思っています。いまだに、“グループとしての自分”という考えが先に出てきてしまうので、菅井友香として気持ちを解放させて、自分らしさを出していけたらと思います。

-プライベートでやりたいことは?

 英会話を勉強したいと思っています。「若いうちにいろいろなところに行って、さまざまな景色を見た方がいいよ」とアドバイスをもらうことが多いので、海外に行きたいなと思いますし、そのときに困らないように英語の勉強は続けていきたいです。

-行きたい国は決まっていますか。

 以前に1度行ったフランスにはもう一度行きたいです。それから、祖父母が昔、カナダに行ってすごく楽しかったと言っていたので行ってみたいですし、ニューヨークのブロードウェーの劇場にも行ってみたいですし、いろいろと行きたいところはあります(笑)。

-改めて、作品の見どころを。

 「新・幕末純情伝」の上演自体が、2018年以来になりますので、つかさんのファンの皆さまにも、初めて見るという方にも、しっかりと作品のメッセージを届けられるように頑張ります。生の舞台だからこそ伝わるキャストの皆さんの迫力や熱いパワーがあると思いますので、ぜひ劇場で、全身でこの作品を浴びていただけたらうれしいです。

(取材・文・写真/嶋田真己)

つかこうへい復活祭2023「新・幕末純情伝」

 つかこうへい復活祭2023「新・幕末純情伝」は、1月28日~2月12日に都内・紀伊國屋ホール、2月17日~19日に神戸・AiiA 2.5Theater Kobeで上演。
公式サイト http://www.rup.co.jp/bakumatsu2023.html