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なだぎ武、話題を呼んだアクションコメディー映画の舞台版出演に人生が変わった分岐点を感じる【インタビュー】

-主演の林翔太さんの印象は?

 僕はジャニーズのふぉ~ゆ~と何回か共演していて、プライベートでも仲良くさせてもらっているんですけど、林くんもそのメンバーと仲がいいので、そこから意気投合してしゃべるようになりました。林くんは格闘技おたくの役なので、アクションもあって出ずっぱりなので大変そうですけど、稽古を見ていても真面目でストイックだと思います。

-そこが格闘技おたくの役に合っていると?

 そうですね。映画で格闘技おたく役の内村(光良)さんもそういうイメージの役でしたし、自分のやっていることが正義なのか悪なのか苦悩するというキャラクターというのはなかなか難しいと思うんですけど、林くんはいろいろ考えているんだろうなというのが見えます。ちなみに林くんは人生で初めてジムに通って、体を作っているそうです(笑)。普段から歌って踊っていることで鍛えているから、筋トレはやっていなかったんだそうです。でも、演出の元吉さんから上半身を脱いでもらうことになると言われて、急いでジムで鍛えているらしいです(笑)。

-なだぎさんは多趣味ですが、自分を例えるなら何のおたくですか。

 映画おたくです。最近は忙しくて数を多く見ることができていないですが、若い頃は芸人の仕事はないけど、時間はあるという状態だったので、ずっと映画を見ていました。

-マイベストの映画を挙げるとしたら?

 いろいろありますが、この年齢になってぐるっと1周して、『ロッキー』です。50歳を過ぎて見る『ロッキー』はすごく染みます(笑)。若い頃に見たときは泣かなかったんですけど、今見たら泣きそうです。シルベスター・スタローンがどういう思いであの映画を作ったのかというようなことを知ると、改めてすごいタイミングで奇跡みたいな映画が作られたんだなと思いました。

(取材・文/櫻井宏充)

なだぎ武

 「七人のおたくcult seven THE STAGE」は3月4日~12日に都内・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAほか、大阪で上演。 公式サイト