エンタメ

武田真治、50歳を迎え心境に変化 「自分は人さまよりも健康な50歳だ、などというおごりがないようにしたい」【インタビュー】

-実際に東京に出てきて、故郷の北海道の見え方や思いに変化はありましたか。

 僕は上京してから、わりと早くに芸能界でちやほやされるような状況になったので、もっとみんな東京に出てきたらいいのに、東京はチョロいよと、どこかで思ってしまった部分はあったかもしれません。でも、結局は自分を見失ってしまい、自分が芸事を目指して東京に出てきたことを悔やんだり、体調を崩してしまった時期もあって…。それも含めて人間として成長させてくれたのは東京という街なので、このドラマの上京物語に、役としてではなく自分のメッセージとして、心を込めて演じることができたかなと思っています。

-デビュー当時から今も変わらず輝き続ける武田さんですが、昨年末には50歳の誕生日を迎えました。ご自身の中で心境の変化のようなものは感じていますか。

 50歳になって、心境を変化させなきゃいけないなって思っています。昨年、自分の不注意からけがをしたことで、自分の運動神経や身体能力を今一度疑って、意識を変えていかないといけないと思いましたし、今はすごく健康ですが、もしかしたら、今後大きな病気をするかもしれないので、自分は人さまよりも健康な50歳だ、などというおごりがないように、50歳の人が普通にやるような健康診断や危険回避みたいなものは取り入れていかないといけないなと思っています。

-それでは最後に、読者へのメッセージをお願いします。

 この春、4月から上京しようかどうか迷っている方、まだ間に合います! この作品を見て、人生一度ぐらいの大冒険をしてみてもいいのではと思えるような、悩んでるあなたの背中を押す作品になると思います。個人的には、かつて「めちゃモテ」という番組があった枠に30年ぶりに帰ってまいります。大人になって帰ってきましたので、ぜひ見ていただけたらなと思います。

(取材・文/小宮山あきの)

武田真治(カメラマン/池田正之、スタイリスト/伊藤伸哉、ヘアメーク/堀江万智子)

 ドラマ「自由な女神-バックステージ・イン・ニューヨーク-」毎週土曜午後11時40分から東海テレビ・フジテレビ系で放送