ツムラ(東京都港区)は、心身の不調を感じた際に休んだり、相談したりすることができる社会を目指す「#OneMoreChoice プロジェクト」の新たな取り組みとして、この春から働き始める新社会人を応援するメッセージの発信を始めた。
プロジェクトのイメージキャラクターを務めるモデルで俳優の井桁弘恵さんが「#もうすぐ社会人になるあなたへ」と題し、新社会人に向けて手紙でエールを贈るウェブ動画を公開したほか、新聞広告と、井桁さんや先輩社会人から集めた新社会人へのメッセージを掲載した交通広告も展開している。
ツムラが、新社会人と先輩社会人に「働くことと不調に関する意識調査」を実施したところ、新社会人の6割は「社会人なら多少の不調は我慢すべき」と思っている一方で、先輩社会人の約8割は、新社会人に対して「社会人だからといって不調を我慢しなくていい」と考えていることがわかったという。
ツムラは「心身の不調を我慢し、いつもどおりに仕事や家事を行うこと」を“隠れ我慢”と定義。動画は、新社会人に向けて「不調の時は“我慢に代わる選択肢(#OneMoreChoice)”を見つけてほしい」というメッセージを贈るストーリーだ。
また、新聞にはメッセージ広告を掲載。交通広告は3月31日まで、東京メトロ銀座線、丸ノ内線の車内に井桁さんと先輩社会人から新社会人へのメッセージを中づり広告で掲示するなど車両全体(車両ジャック)で展開している。
井桁さんは、不調を感じたときについて、体の面ではよく食べ、よく眠ることを心がけているとし「メンタル面では人に相談したり、仲の良い人に話を聞いてもらったりすると、自分の考え方が頭の中でスッキリするので、言葉に出して話すようにしています」などとコメントを寄せている。