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西川きよし「泌尿器科に思い切って行って」、11月の「男性がん啓発月間」にJR大阪駅でトークイベント

西川きよし・ヘレンさん夫妻と長男の忠志さんが、11月の「男性がん啓発月間 Movember(モーベンバー)」に合わせた11月4日、JR大阪駅の時空の広場で開催された「知ろう!学ぼう!医師への相談をおくらせないための心得」トークイベントに登壇し、Movemberを象徴する口ひげをつけて前立腺がん早期受診の啓発を行った。

2015年に前立腺がんが見つかり、治療を行ったきよしさんは、「1時間30分ごとにトイレに行きたくなった。トイレに暮らしたらいいかなと思うくらい」とつらい症状を振り返った。

女性の乳がんと違って、男性の前立腺がんは認知度がまだまだ低い。泌尿器科の野々村祝夫医師は、診断の遅れについて、「ちょっと恥ずかしいといった意識を持たれるケースが多い」からだとした。

きよしさんの場合、受診のきっかけは、頻回なトイレを心配した妻のヘレンさんからの声かけだった。周りの人による後押しが非常に大事だとして、忠志さんは、「母が家族の代表として声がけをしてくれたということは、僕も家族の一員として、本当に母に感謝の気持ちでいっぱい」と話した。

忠志さんがきよしさん宛てに、西川夫妻が登場する「医師への相談を“おくらせない手紙”」動画と受診を促すメッセージを実際に送信して見せた後、ヘレンさんも「気持ちを送ってもらえたらとてもうれしいし、後になって、あの時言うてもらったから良かったって言えますので、ぜひともお伝えしてください」と訴えた。

最後にきよしさんが、「早め、早めに診察診断をしていただきたい。泌尿器科はハードルが高いけれど、思い切って行ってください」と力を込めた。

欧米を中心に広がりつつある、11月の1カ月間口ひげを伸ばして男性特有のがんである前立腺がんや精巣がんなどの啓発活動を行うキャンペーンをMovember(モーベンバー)という。Mo(口ひげ)とNovember(11月)を組み合わせた造語。

「医師への相談を“おくらせない手紙”」特設サイト
https://yab.yomiuri.co.jp/adv/okurasenaitegami/

ヤンセンファーマ
https://www.janssen.com/japan/