カルチャー

ミャクミャクが塩分補給のタブレットや飴を配布、万博会場で暑さ対策啓発イベント開催

夏本番を前に、大阪・関西万博会場内で、屋外で長時間過ごす来場者に向けた暑さ対策啓発イベントが、7月14日に開催された。

会場のシンボルである大屋根リングの下に公式キャラクターのミャクミャクが登場すると、多くの来場者が集まり、サラヤやUHA味覚糖が提供した塩分補給できるタブレットや夏向けの飴が配布された。

会場内には、暑い日でも涼しく過ごせる工夫が随所に施されている。特に、大屋根リングは代表的なクールスポットで、リング沿いに歩けば直射日光を遮りながら快適に移動することができる。また、「いのちパーク」では15分ごとに地面からミストが噴き出し、来場者に涼を届けている。

さらに、会場各所にはミストファンが設置され、冷房の効いたEVバスも休憩所として機能。東エントランス広場では約3千本の日傘の無料貸し出しサービスが開始し、給水スポットの増設も順次進められている。

一方で、来場者自身も暑さへの備えを怠らず、携帯扇風機やうちわを持参して暑さ対策をしている姿が多く見られた。日本国際博覧会協会の木下由紀さんは、「会場に来ていただいても涼しく楽しんでいただけるよう環境整備を進めているが、暑さ対策を自分事として捉え、日傘や飲み物を持参した上で万博を楽しんでいただきたい」と述べた。