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高千穂あまてらす鉄道を模型で再現 共同通信デジタルが映像化

映像コンテンツ「ファンタジー線の旅」

 

 共同通信デジタル(東京都港区)は、高千穂あまてらす鉄道(宮崎県高千穂町)のミニチュア世界を旅する映像コンテンツ「ファンタジー線の旅」(約17分)を制作、高千穂鉄道記念資料館(高千穂町)で放映している。

 かつて宮崎県内で運行していた高千穂鉄道(延岡~高千穂の約50キロ)は、2005年の台風により橋梁(きょうりょう)が流されるなどの被害を受け廃線となったが、高千穂あまてらす鉄道が廃線跡の一部区間でアトラクションとして観光用にカート運行をしている。

 今回制作された映像は、宮崎県川南町に住む会社員、藤並克己さんが製作した6畳分の大きさの鉄道模型Nゲージで、旧高千穂鉄道や現在のカート運行を再現している。高千穂鉄道時代に構想があった熊本県側へ延伸も「かなわなかった夢の路線」として実現したという。

 ミニチュアは、高千穂の雄大な自然の中、ホームで電車待つ乗客や、五ケ瀬川で釣りをする人、水遊びする人々などを表現。運転席からの映像もあり、実際に乗車している雰囲気を演出している。

 高千穂鉄道記念資料館では、映像放映のほか、ミニチュア鉄道模型も展示している。入館料は大人1千円、子ども600円、未就学児300円。