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日油、産総研らが連携研究ラボ設立 脱炭素の化学品製造目指す

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「日油-産総研 スマート・グリーン・ケミカルズ連携研究ラボ」のコンセプト

 

 化学企業の日油(東京都渋谷区)、産業技術総合研究所(産総研、東京都千代田区)、産総研グループのアイストソリューションズ(東京都港区)はこのほど、「日油-産総研 スマート・グリーン・ケミカルズ連携研究ラボ」を茨城県つくば市の産総研つくばセンター中央事業所第5群に設立したと発表した。

 鉄鋼業の次に二酸化炭素排出量が多い化学産業の脱炭素に向け、3者の持つ基盤技術やノウハウを融合して省資源・省エネルギー型の化学品製造プロセスの開発を目指すという。さまざまな専門分野の研究者を集め、環境に調和した製造プロセスの開発のほか、化石燃料から植物由来への原料転換の推進、植物由来の原料で製造する機能性化学品の創出に挑戦するという。

 3者の人材や技術の交流も促進し、次世代を担う高度な技術人材の育成にも取り組む。