カルチャー

カマキリを黄色い世界で育てたら いきもの観察の世界

 夏休みにぴったりの図鑑だ。自由研究にもおススメの『図鑑いきもの飼ってみた カマキリを黄色い世界で育てたらどうなる?』(森こんにゃく著、丸山宗利、斉藤憲治監修、KADOKAWA、税込み1870円)が発売されている。Amazonランキング「図鑑・事典・年鑑」部門など複数の部門で1位を獲得(2026年7月29日時点)、発売4日後に重版決定という人気ぶりだ。

 身近な生き物の簡単飼育と自由研究のアイデア集。たとえ思った通りにならなくても、面白い生態を見つけることができるのが観察の醍醐味。たとえば「カマキリは緑色、だけどたまに色違いがいる」という当たり前から、「カマキリの色はどうやって決まるの?」を疑ってみる。田んぼを荒らす外来種のアメリカザリガニやジャンボタニシから、カナヘビや道端で拾ったイモムシ、果てはスーパーで買ったアサリなど、身近にいる生き物を「飼ってみる」ことでワクワクする発見につながる様子を記録している。

 この本を起点に、「じゃあこの生き物をこういう風に飼ってみたらどうだろう?」など、見慣れた生き物に対しても、新鮮な好奇心が湧き上がるかもしれない。

 著者は生き物大好き一家のお父さん。金魚を田んぼの土で育てる動画が770万回以上再生されるなど、全力で生き物観察を楽しむ動画がYouTubeで子どもを中心に、幅広い世代に愛されている。登録者は目下50万人を超えている。