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工業と工芸の技術を融合 協和精⼯がルーペと小物入れを発売

工業と工芸の技術を融合 協和精⼯がルーペと小物入れを発売 画像1
Teyney ルーペ「向日葵」

 

 協和精⼯(京都市)は、ブランド「Teyney」から、ルーペ「向日葵(ヒマワリ)」と小物入れ「軽銀指物」を、3月15日に発売する。

 「Teyney」は“工業と工芸の境界線を融解する”をコンセプトにした自社ブランドで、新製品はいずれも工場の職人が先端工作機械で作っている。

 「向日葵」は、倍率5倍のガラス製レンズを、生物や自然の造形美を思わせる真ちゅう製のフレームにはめ込んだ。鎖やひもなどを付けて、ペンダントとして首から下げて持ち歩くこともできる。1万2500円(税別)。

 指し物とは、くぎなどの道具を使わずに、木と木を組み合わせて作るものをいい、日本の指し物はスギやヒノキなどの比較的やわらかい木材の特徴を生かしている。そこで「軽銀指物」は、やわらかい金属であれば新しい指し物ができるのではないかと考え、アルミニウムの古語である「軽銀」を、アルマイト処理で青やピンクなど7色に塗り分けて側板とし、ナラ材の底板をはめ込んだ。木製のふたについているつまみは、金属に細かい凹凸や切り込みを入れるローレット加工を施している。本体を積み重ねて使うことができ、インテリアとしてベッドサイドやパウダールームに置いたり、ホテルでアメニティーやウェルカムグッズを入れるなどしたりして、自由な発想で使ってほしい、としている。販売価格はともに税別で、「ミ」(本体)が6000円、「フタ」は1900円。