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離島の高校生たちがつながり、離島の魅力を発信しよう! 「アイランダー高校生サミット」、2027年1月にオンラインで開催

 大正大学(東京、学長・神達知純)と公益財団法人日本離島センター(東京、理事長・荒木耕治=鹿児島屋久島町長)は、全国の離島の高校生をオンライン(Zoom)で結ぶ交流イベント「アイランダー高校生サミット2026」を2027年1月24日(日)に共同開催する。これに先立ち、「サミット」に参加する離島の高校生の募集を始めた。

 「アイランダー高校生サミット」は、2022年の試行開催を含め、今回で5回目を迎える。サミットをきっかけに、普段なかなか交流の機会がない離島の高校生同士がつながり、そのつながりを継続させることで、島の未来を「自分ごと」としてとらえ、将来の島づくりを担う者として行動する人材育成を目標としている。これまでの参加者は170人以上に上る。

 「アイランダー高校生サミット2026」のテーマは「つながる島々、ひろがる視野 かがやけ未来」。「島と島、人と人とのつながりを大切にしながら、さまざまな価値観に触れて視野をひろげ、そこで得た学びをそれぞれの島へ持ち帰り、かがやく未来のために役立ててほしい」という願いが込められている。サミットでは、それぞれの離島の魅力や地域資源の活用はもちろん、自分の将来像や島の未来などについても、テーマごとにグループに分かれてプロジェクトを立案しながら交流を深める。「サミット」の全般的な企画・運営は、離島の高校生11人と大正大学地域創生学部の学生5人の計16人による実行委員会が担う。

 「サミット」の開催に先立ち、7月30日に共同通信社(東京)で記者会見を開き、実行委員を務める離島の高校生・大正大学の学生たちが、2025年度の開催報告と合わせ、2026年度の開催概要の紹介や、離島の高校生への参加の呼びかけを行った。

 2025年12月に行われた前回のサミットでは、食・観光・文化など8つのテーマ・9つのグループで議論を行った。その結果、一例として、北海道奥尻高校と愛媛県立弓削高校の生徒たちがサミット後に直接対面での交流が行われた。これをきっかけに、今年7月には奥尻高校の文化祭で弓削高校の生徒が開発した商品が販売されるなど、新たな展開が生まれているという。

 また、これまでの参加者へのフォローアップアンケートでは、参加した多くの高校生にとって、サミット参加が島の魅力と課題を見つめ直すきっかけになったり、学校では出会えない他の島の同世代との交流が、自分の地域や進路に対する意識・考え方の変革の原動力になっていることが明らかになったという。

昨年の成果を発表する愛媛県立弓削高校の田中楓夏さん

 会見では、大学生・高校生の実行委員たちそれぞれが、サミットに懸ける思いを語った。大正大学地域創生学部地域創生学科4年の鈴木健真・実行委員長は、「サミットに参加する離島の高校生には、生徒同士や私たち実行委員など、イベントに関わる人たちと交流することで、自分の住む島に対する思いや進路に関する考え方などにさまざまな変化があると思います。また、実行委員を担う高校生・大学生にも大きな成長があるはずです。このような参加者、実行委員双方の『変化』を大切にしていきたいです」と話した。他の大学生実行委員からは、「サミットに関わる人たちの郷土愛を引き出せる場づくりをしていきたい」「参加してくれる高校生たちの今後につながるようなサミットにしたい」などの決意が語られた。

 北海道奥尻高校3年の小井戸結花さんは、「去年、サミットに初めて参加し、奥尻島以外の離島の魅力を知りました。こんな面白い文化があるんだ、これをその島の人たちだけしか知らないのはもったいない、もっと広めたいと思っています。離島の高校生たちで交流し活動していく中で、本土の方々にも島の魅力を知ってもらう場やきっかけを作りたいです」と話した。

 高校3年間、奈良県からの離島留学で沖縄県立久米島高校に在籍している山田心梧さんは、「この島でしか得られない経験を大切にしています。離島の文化・伝統・魅力を伝え合えるサミットの場は、とてもすばらしいと思っています。今回のサミットも、離島の高校生たちが高め合う場として必ず成功させたいです」と意欲を述べた。

離島留学で沖縄県立久米島高校に在籍している山田心梧さん

 大正大学・学修支援センターの山本繁・特命教授は「離島のそれぞれの高校の生徒数は少ないですが、全国には1万人以上の離島の高校生たちがいます。皆さんが今も充実した高校生活を送っていると思いますが、全国の離島の高校生たちとつながる体験をしたら、とても励まされたし、『もっと何かできるんじゃないか』という気持ちに火をつけてくれるのではないかと思います。ぜひ多くの離島の高校生たちにサミットに参加してほしいです」と話した。

 「アイランダー高校生サミット2026」は、100人を超える離島の高校生の参加を目標に募集を開始している。応募期間は2027年1月22日(金)23時59分まで。離島の高校に在籍する生徒と、離島から本土の高校に通学している生徒、離島から通信制の高校に在籍する生徒なども対象。詳細は、「アイランダー高校生サミット2026」公式サイトに掲載している。

■「アイランダー高校生サミット2026」 実行委員

【大正大学学生】

鈴木健真(すずき・けんしん) 大正大学地域創生学部4年

木坂愛天音(きさか・あてね) 大正大学地域創生学部4年

神谷ここの(かみや・ここの) 大正大学地域創生学部4年

田中沙季(たなか・さき) 大正大学地域創生学部4年

久保田海央(くぼた・みひろ) 大正大学地域創生学部3年

【高校生】

小井戸結花(こいど・ゆいか) 北海道奥尻高校3年

吉川和希(よしかわ・かずき) 北海道礼文高校2年

折田泰市(おりた・たいち) 東京都立小笠原高校3年

宋友嘉(そう・ゆうか) 広島県立広島叡智学園高校3年

塚田素(つかだ・もと) 広島県立大崎海星高校2年

田中楓夏(たなか・ふうか) 愛媛県立弓削高校3年

平間悠誠(へいま・ゆうせい) 長崎県立対馬高校3年

山口晃輝(やまぐち・こうき) 長崎県立壱岐高校3年

角永太晟(かくなが・たいせい) 長崎県立北松西高校2年

直島花那(なおしま・はな) 鹿児島県立徳之島高校3年

山田心梧(やまだ・しんご) 沖縄県立久米島高校2年