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寺島進「どうする家康」で水野信元役 おいを演じた松本潤は「限りなく美しい座長」

 嵐の松本潤が主演するNHK大河ドラマ「どうする家康」の第23回が18日に放送され、織田家に味方する三河の国人領主、そして徳川家康(松本)の母・於大(松嶋菜々子)の兄・水野信元を演じた寺島進からコメントが届いた。

 第23回の副題は「瀬名、覚醒」。瀬名(有村架純)が武田の使者・千代(古川琴音)と密会していると知った五徳(久保史緒里)は父・織田信長(岡田准一)に密告。すると信長は、水野が武田と内通していると言いがかりをつけ、家康に処分を迫る。

 苦渋の末、水野を手にかけた家康は、侍女の於愛(広瀬アリス)に癒やしを求めるように。一方、設楽原の戦い以来、心のバランスを失っていた息子の松平信康(細田佳央太)に、瀬名は秘めてきた大きな夢を打ち明けるというストーリーだった。

 信元の人物像について、寺島は「戦国武将の中、度量・人柄・行動力・交渉術・決断力を併せ持つ策略家。そんな中、子どもがそのまま大人になったような純真な心も兼ね備え、まれな存在であるが故に嫉妬する敵も多くいたであろう。家康には、天下を取ってもらい、一刻も早く平穏な世界にしてもらいたいと…」という。

 最期のシーンについては、「『なぜ? なぜ?』と困惑しながら息を引き取った信元。肉体は死んで、あの世に行っても『なぜ? なぜ?』とさまよい続けているだろうから、成仏できていないのでは。切な過ぎる。無念だ!」と語った。

 おいの家康を演じた松本の印象を問われると、「限りなく美しい座長。限りなく美しい家康。松本潤演じる徳川家康は限りなく画期的で今後がますます楽しみであるから目が離せない」とコメントした。

 最後に撮影を通じて、特に印象に残っているシーンを問われると、「やはり、水野信元の最期ですかね。信元のとどめを刺す家臣が岡部大くんで、緊張していたせいか、タイミングが合わない殺陣だったので、彼に『こんな斬り方じゃ俺は死ねねぇぞ!』とげきを飛ばしたんです。それが、けがの功名か、本番でより一層の緊張感、緊迫感を醸し出す雰囲気の中で、見事にとどめを刺してくれました」と明かし、「岡部大くんに一言、これからは楽しく殺陣を勉強してください」と呼び掛けた。