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稲垣吾郎、自宅には「暗室がある」ほどのカメラ好きを公言 「わざわざ現像して一枚の写真にする良さがある」

 舞台「多重露光」舞台あいさつ&公開舞台稽古が6日、東京都内で行われ、出演者の稲垣吾郎、真飛聖、相島一之、演出の眞鍋卓嗣が登壇した。

 稲垣が脚本の横山拓也と演出の眞鍋と初タッグを組んで贈るオリジナル作品の本作は、稲垣が演じる山田純九郎を主人公に、憧れの女性への思いや家族への思いなど多くの思いが驚きの結末を迎える人間ドラマ。

 町の写真館の2代目という役どころの稲垣は、役柄同様、「僕の家にも暗室がある。赤色灯に包まれながら、写真を現像して楽しんでおります」と話すほどのカメラ好きだ。この日も相島が持っていた小道具のカメラについて「ライカのM3という伝説のカメラです。レンジファインダーを使っていて、今のオートでピントが合うカメラと違ってマニュアルです」などと豊富な知識を披露した。

 そして、稲垣は「フィルムカメラは、わざわざ現像して一枚の写真にする良さがあるので、僕はそういうのをプライベートで楽しんでいます。この舞台を見て、写真がまた撮りたいなとか、フィルムで撮る楽しさに興味を持っていただけるとうれしいなと思います」と語った。

 また、眞鍋から演出を受けた感想を聞かれると、稲垣は「(眞鍋は)とても俳優さんに寄り添ってくれて、優しい。本当に穏やかな現場でみんなでディスカッションしながらできました」と稽古を振り返った。稽古中にはワークショップも行われたそうで、「僕は初めての経験だったんですが、ちょっと恥ずかしかった。お客さんもいないのに、誰に向かってやるんだろうって。大縄跳びをを飛んでいるようなパントマイムをしたり、連想ゲームをしたりして。楽しかったです」と明かした。

 舞台は、22日まで都内・日本青年館ホールで上演。

(左から)眞鍋卓嗣、 真飛聖、稲垣吾郎、相島一之 (C)エンタメOVO