
読書量が減ったり書店の数が減ったりというのは、大人たちの事情。子どもたちは案外本を読んでいるようだ。子ども向けサイト「ニフティキッズ」(ニフティ・東京)が「読書」に関するアンケート調査を実施したところ、本を読むことが好きな子どもたちは87%。これはマンガ以外の本を対象にした数字で、一カ月に15冊以上読んでいる子どもも21.6%にのぼった。
2月4日~3月3日の間、小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者に「1カ月に読む本の冊数」や「読みたい本の見つけ方」などについてのアンケートを実施し、1911人から回答を得た。読む媒体は76%が紙の本。小中学生ともに「購入する」人が最も多く(45.8%)、「学校の図書室で借りる」(32.8%)、「図書館で借りる」(18.6%)と続く。そして全体の66.6%が「本好きの家族がいる」と回答、本を読むことが「好き」と答えた子どもに限ると、その割合は69%にアップしている。
また、読む本を見つけるきっかけは、69.6%の子どもたちが「本屋で見つける」と回答。ただし「インターネットで検索する」が2位に食い込んでおり、「YouTubeからの情報を参考にする」「SNSで人気の本を読む」という声も上がっていることから、SNSが普及した現代らしい本との出会い方もあるようだ。
なお、マンガを読むのが好きな子どもも8割以上。1カ月に2~3冊のペースでマンガを読む人が多く、21.9%を占めた。