世の中には誰もまだ完食をしたことがない“モンスターデカ盛り”が存在する…。テレビ東京で「デカ盛り道場破り」として不定期で放送していた番組が、この4月からタイトルも新たに金曜レギュラー化! 総合大食いバラエティー番組「デカ盛りハンター」として、4月3日午後6時55分からスタートする。
番組には、同局がこれまでの発掘してきた大食いスターが多数出演。ラーメン35杯完食、歴代最強王者のMAX鈴木をはじめ、2人で最大18キロを完食した驚異の双子姉妹“はらぺこツインズ”かこあこ、“魔女”の異名を持つ3冠の絶対女王・菅原初代、YouTubeチャンネル登録者数75万人を誇るロシアン佐藤、女王戦3連覇で日本一食べるアイドルもえのあずき、といった食の猛者たちが集まった。
番組では、彼らが“完食者ゼロ”のデカ盛りに挑む人気の「デカ盛り」企画はもちろん、人気チェーン店や行列店、海外のグルメを食べ尽くす、さまざまな企画に挑戦。MCは、お笑い芸人のパンサー、カミナリ、三四郎が務める。
■初回は、双子姉妹“はらぺこツインズ”かこあこが、巨大カツカレー&オムライスに挑戦!
初回放送に登場する“デカ盛り”は、東京都立川市にあるイタリア料理店「トスカーナ」の超巨大カツカレー&オムライス。
1960年創業、リーズナブルな価格で、おいしいイタリアンを提供する同店は、料理の一つ一つがボリューミーと近所でも大評判。この名店で“はらぺこツインズ”の姉・かこが総重量5.5キロのカツカレー、妹・あこが同量のふわトロオムライスに挑む。
店長の結城星余(ゆうき・せいゆ)さん(42歳)によると、「過去に10人程度が挑戦してきたが、最高でも半分程度しか食べられなかった」というハードメニュー。果たして2人は、「3年間完食者ゼロ」というこのデカ盛りメニューを、制限時間の30分以内に食べ切ることができるのだろうか…。注目したい。
では、実際に姉・かこがチャレンジする“カツカレー”の内訳を見てみよう。
ロースカツ :1200グラム(カツ6枚)、カレールー:2キロ、ライス:2キロ(約6合)、福神漬け:150グラム。なんと通常のカツカレー10人前。これは、聞いているだけで、おなかがいっぱいになりそうだ…!
一方、妹・あこがチャレンジする、ふわトロオムライスはというと…。
チキンライス :2.5キロ(米約6合)、チキン:400グラム、ベーコン :400グラム、オニオン:100グラム、マッシュルーム:200グラム、卵:15個、デミグラスソースと、こちらもてんこ盛りの内容。通常のオムライス10人前の分量というのも納得だ。最難関ポイントは、食べ進めるとチキンライスの中から顔を出す計800グラムの肉の塊。「卵は大好き」と豪語するあこだが、この難関をどう切り抜けるのか、目が離せない。
■「トスカーナ」でデカ盛りメニューが開発されたきっかけは?
そんなデカ盛りメニューを提供してくれる「トスカーナ」は、そもそもどんな店なのか。1960年に当時の社長が、カレー屋として開店。
「おなかいっぱい食べてもらいたい」と考えてメニューの増量をスタートさせた。その中で、お客さんから「もっと量が多くならないか?」とリクエストがあり、Mサイズ→大盛り→マウンテン→ジャンボと、どんどんサイズが大きくなっていったという。その思いを現在の店長が引き継ぎ、3年前にデカ盛りを開発した。
このほか、トスカーナでは、高さが約5センチ、直径が約40センチ、総重量4.5キロもある“トスカーナピザ”(制限時間40分)といったデカ盛りメニューも存在する。たっぷりチーズの上にステーキのようなベーコンが10枚も乗っているデカ盛りだが、過去にはMAX鈴木、ラスカル新井らが完食に成功しているという。
■かこあこ「全力で頑張りたいです!」と意気込む
番組の放送開始に当たり、“はらぺこツインズ”のかこあこに、インタビューを実施した。明るい笑顔で、息もぴったりな2人のやり取りに、ほっこりさせられた。
―まず、番組に対する意気込みをお願いします。
かこあこ 「まだ誰も完食していないデカ盛りメニュー」を見付けるのも大変な作業なのに、そこにあえて私たちが挑ませてもらえるというのは本当にうれしいです。もちろん連勝したい気持ちはありますが、それ以外にも「こんなにおいしいデカ盛りがあるんだ」ということを視聴者の方に知ってもらえたら。一人一人に楽しんでいただけるよう、全力で頑張りたいです!
―いつも、もりもりおいしそうに食べている姿が印象的です。おいしく食べる秘訣(ひけつ)はあるのでしょうか?
かこあこ 私たちは、あえて“空腹の状態”にしてから挑むんです。そうすることによって、一口目が、より一層おいしく感じられる。すると、そのおいしさが最後まで持続するんです。基本的に、前日は普通の食事を取りますが、もしロケが朝早かったりしたら、前日の夜は、ご飯を抜いたりもします。
―大食いにも、やはり“事前準備”が大切なんですね。ちなみに「もうおなかいっぱい」と感じてしまったとき、さらにそこを乗り越えていく“必殺技”のようなものはありますか。
あこ いつもお互いが“苦しくなるタイミング”が分かるんです。これは双子特有かもしれません(笑)。視線を送り合って、「今ここで負けていいのか…?」と。本当に負けず嫌いの気持ちが強いので、最後は根性…。大食いは本当に根性だと思います。
かこ 「ここで心が折れたらいかん」「ここは行くところや!」と妹にアイコンタクトを送ったりします。あとは、味変(味付けを変える)をしたり、食べる順番を考えながらやると、意外と攻略できるかな…と思います。
―これまでで、「正直キツかったデカ盛りメニュー」を教えてください。
かこあこ 名古屋の「カフェテラス ダッカ」さん。パスタやご飯、ハンバーグやカレーなどが全部ワンプレートに乗ったメニューがあって。8キロ以上ありました。あれが本当に苦しかったです(笑)。
―「一番尊敬する大食いスター」がいれば、教えてください。
あこ 2人ともMAX鈴木さんです。大会のときに「2人で本戦に出たい」と強い気持ちを持って臨んでいたのですが、姉のかこが負けちゃって…。そのときに「この悔しさは絶対に次につながる、バネになるから」と励ましてくれたんです。すごく親切な方で、実際に“戦い方”なども教えていただきました。
かこあこ MAX鈴木さんは、トレーニングと普段のプライベートの切り替えもすごくうまいんです。普段は底抜けに明るくてムードメーカーで、周囲を明るくしてくれるのですが、大会になるとガラッと顔つきが変わる。フードファイターの顔になるんです。尊敬しています。
■歌って踊れる大食いアイドル“もあえず”も出演!
番組では、YouTubeでも人気を集める大食いアイドル“もあえず”こと、もえのあずきや、メイプル超合金の安藤なつも出演。2人がタッグを組んで、行列ができる店に行って人気メニューを全部食べ「本当においしいものはどれか?」を判定する企画などを行っていくという。
“もえあず”にもインタビューを実施。かわいらしい関西弁の“癒やしの声”で、食に対する熱い思いを語ってもらった。
―新番組に対する意気込みをどうぞ。
やっぱり、テレ東さんだからこそできる特別な企画をやっていきたいです。金曜の7時って、とてもすてきな時間だと思うので、視聴者の皆さんに楽しんでいただけるよう、いっぱい食べに行きたいと思います。
―これまで、さまざまなデカ盛りメニューに挑んだと思いますが、印象的だったメニューは何ですか。
今まで鹿児島から北海道と、全国いろいろ食べに行きましたが、「30何キロあるの?」というぐらい大きなオムライスや、25キロぐらいの海鮮丼、25メートルの焼き鳥などにも挑みました(笑)。あとは、壷に入った10キロのラーメンとかも食べました。
―大食いを通じて、視聴者に伝えたいことはありますか?
まだまだ世の中には、“隠されたデカ盛り”がたくさんあると思うんです。それを(番組で)調査しつつ、私たちが食べる姿を見て、皆さんにも「食べてみたいな」「おいしそう」と思ってもらえたら。また、私たちが食べ切る姿を通して「大食いって面白いな」と感じていただければうれしいです。
―いつも、「食べ方がきれい」と評判のもえあずさんですが、美しく食べるコツを教えてください。
コツですか? なんやろ…。デカ盛りのときは、“減っていく感じ”が視覚的に分かりやすいように食べることを意識しています。あとは「おいしい」という気持ちを隠さないように、言葉だけではなく、表情で伝わるように気を付けています。でも、まあ一番は、食べていて本当においしいから、自然とそうなります(笑)。
―モリモリ食べるもえあずさんですが、美スタイルをキープするため努力していることはありますか。
私は、大食いは趣味で、本業がアイドル(女性アイドルグループ・エラバレシのメンバー)なので、普段からライブやレッスンで、歌って踊っています。特別な筋トレですか? 特にはしていないです(笑)。
―今まで「食べ切るのが難しかったデカ盛りメニュー」はありますか?
なんやろなぁ。いっぱいあるんですが、さっき言っていた巨大オムライスは、大食いの人たちで、寄ってたかって食べても食べられなかったです(笑)。
―大食いアイドルをやっていて、良かったこと、困ったことを教えてください。
私は身長も小さくて、たくさん食べられないように見えるので、視聴者の方に驚いてもらえる確率が高いんです。「小さいのによく食べられるね」「アイドルなのにすごい!」って、ちょっとハードルが下がるというか…。困ったことは、衣装を着て食べるので、おなかのところがキュッと締まっていると、ちょっと苦しかったり…(笑)。あと、大食いのために(ゆったりした)服を選ばなきゃいけないときもあります。でも、いいことの方が多いです。ラーメン屋さんやご飯屋さんに行ったら、いっぱいサービスをしてもらえたり。うふふふ。大体いいことばっかりです。
―YouTubeでも人気のもえあずさん、大食い動画をアップする上で、こだわりはありますか。
私は、あまり早送りやカットをしないで、「本当に食べているんだぞ」というのをありのまま見せるようにしています。あとは、私のチャンネルを見ている方には結構女性が多いんです。なので、女の子が好きそうなものをチョイスするとか。例えば、チーズだったり、そういう女子が好きなものを選んで食べるようにしています。
■実際に出演者たちが過去に挑んだデカ盛りのサイズを体感するチャンスも!
ところで、番組スタートのPR企画として、東京都内、有楽町の東京交通会館サンプリングスペースでは、「#デカ盛りスポット」を期間限定(3月30日~4月5日)で設置する。
サンプルは、過去の特番で登場したメニューで、出演者たちが実際に食べたものと同様のサイズ。チャンスがあれば、ぜひ、自分の目で確かめていただきたい。
#デカ盛りスポットNo.1「ハンバーグランチ」
総重量8キロ、ライス3キロ、スパゲッティ2.5キロ。そのサイズは、何と通常のおよそ10倍。大量のキャベツがジワジワと顎を疲れさせる。制限時間は60分。6年間完食者がいない最強のデカ盛り。もはや、ランチじゃない。MAX鈴木が挑戦も完食失敗…。
#デカ盛りスポットNo.2「10Kgラーメン」
総重量10キロ超。麺4.5キロ (大盛10杯分)。もやし4キロ、チャーシュー2キロ、大量のニンニク。制限時間は80分。誕生から5年間完食者なしだった。10人以内なら、何人でもチャレンジオーケー。量はもちろん、においも強烈。はらぺこツインズが2人で挑戦し、見事完食した。
#デカ盛りスポットNo.3「ギガマックス親子丼」
総重量7.5キロ。卵34個。ライス約7合。いかすみトマト、しめじバター、カレー南蛮、豆乳チーズ、ピリ辛ニラ玉、鶏だし、計6種類の親子丼の共演。さらに、中には隠しチキンカツ。制限時間60分。一生分のチキンが一度に味わえる。MAX鈴木のために考案されたメニューだったが余裕で完食。
■新生活のスパイスに、金曜7時は「デカ盛りハンター」!
この春、新生活を始める人も多いだろう。金曜7時に家族そろって見るのもよし、一人で楽しむのもよし。大食いスターの豪快な食べっぷりを見て、ちょっとした“非日常”を味わってみてはいかがだろうか。食欲のみならず、やる気を刺激されたり、ひょっとしたらストレス発散にもつながるかもしれない。
新番組「デカ盛りハンター」は毎週金曜、午後6時55分~7時56分に放送。初回は2時間スペシャルで4月3日スタート(午後6時55分~8時50分)。
番組公式HP
https://www.tv-tokyo.co.jp/dekamori_hunter/
番組公式Twitter
https://twitter.com/dekamori_hunter
@dekamori_hunter