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管理職離れは本当か? 続けたいけど一段の出世を考えない人も多い

 価値観の多様化を背景に、管理職への昇進を望まない人が増えている。私生活の充実だけでなく、仕事の負荷や責任の重さへの懸念など、理由は多岐にわたる。日本マンパワー(東京)は、2025年10月24日~10月27日の期間、全国の管理職500人を対象に、管理職としての価値観や課題を探るアンケート調査を実施、「管理職離れ」という言葉が語られる中、実態を問い直した。

 最初に、「管理職としての責任について、プレッシャーに感じることがあるか?」と問うと、プレッシャーを感じる層(「少し感じる」、「非常に感じる」)は 49.2%、感じない層(「まったく感じない」、「あまり感じない」)は21.8%となり、プレッシャーを感じる人が多数派となった。「管理職になりたいと思っていたか?」との問いには、管理職になりたいと考えていた層(「非常にそう思う」、「そう思う」)は39.8%。管理職になりたくないと考えていた層(「そう思わない」、「まったくそう思わない」)は26.4%であり、管理職になりたいと考えていた人のほうが多い。

 他方、「今後も管理職を続けたいと思うか?」と聞くと、管理職を続けたいと考えている層(「非常にそう思う」、「そう思う」)は44.4%、続けたくないと考えている層(「そう思わない」、「まったくそう思わない」)は22.4%となり、管理職を継続したいと思う人の方が多い。さらに、「より上位の管理職を目指したいと思うか?」との質問には、そう考えている層(「非常にそう思う」、「そう思う」)は34.6%、目指したくないと考えている層(「そう思わない」、「まったくそう思わない」)は31.6%とほぼ拮抗した。管理職の立場を続けたいと思う人は多いものの、そこからさらなる出世を考える人は減り、キャリア志向についての個人差が大きいようだ。