NHKで放送中の連続テレビ小説「舞いあがれ!」で、ヒロイン・岩倉舞(福原遥)と共に、航空学校でパイロットを目指す矢野倫子役の山崎紘菜からコメントが届いた。
本作は、ヒロイン・舞が、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人々との絆を育みながら、空への憧れに向かってまい進する物語。
山崎演じる倫子は、帰国子女でおしゃれやメークが大好き。商社で働いていたが、男性が優先される職場で悔しい思いを重ね、思い切ってパイロットになることを決意。女性機長となることを目指す。舞とは航空学校の寮で同室になる。
山崎は「“朝ドラ”への出演は、自分の中でずっとひそかな目標として抱いていました。なので、今作にオファーを頂いたときは、その夢がかないとてもうれしかったです」とコメント。
「朝ドラの魅力は、一人のヒロインの人生を長い間追い掛けられるところ。私が演じる倫子がヒロインの舞ちゃんと一緒に過ごす航空学校での時間はたった2年間なのですが、いろんなものがぎゅっと詰まった濃密な2年間だと思います」と語った。
倫子については、「割とズバッと物を言う性格なのですが、全く悪意はないんです。ですが、聞く人によってはちょっとグサッときてしまったりするのかもしれません。本人の気持ちとしては、心から相手のためを思っての言葉なんだろうなと、台本を読んで感じました」という。
続けて、「倫子が“ただ不機嫌で怒っている人”と誤解されないように、彼女の真っすぐな思いや、友達思いで人間くさいところがきちんと伝わるように、大切に丁寧に演じたいと思っています」と話した。
撮影現場の様子については、「初日からみんなすぐに打ち解けて仲よくなりました。全員それぞれ個性が違うので、この6人が集まってお芝居をしていると、いろんな化学反応が起きて楽しいです。みんなとても頼もしいし、このメンバーでよかったなあと思います」と語った。
また、「撮影に入る前にみんなで、航空学校の学生さんたちが実習を行う飛行機に乗せていただいたんです。初めてコックピットの窓から見た空が忘れられません。みんな、あの景色が見たくてパイロットを目指すのだろうなと思いました」と話した。
役作りのために、航空学校の学生から話を聞く機会も多くあったという。「とてつもなく高度な知識や技術が必要な職業であることは重々分かった上で現場に入ったつもりでしたが、想像を絶するぐらいに皆さん努力をして、大変な思いをしてパイロットになられているのだと知り、今まで以上にパイロットという職業に対して尊敬の念を強く抱きました」と語った。
最後に、「空を飛ぶというのは、絶対に1人ではできません。パイロットを支えてくれるたくさんの方がいて、いろいろな人が関わり合って初めて空を飛ぶことができる。倫子はそれに気付いたことで、大きく成長します。さまざまな経験を重ねるごとに、成長していく彼女を見ていただければうれしいです」と語った。