日本の伝統芸能、歌舞伎。普段はなかなか観劇の余裕はない、という人でも、お正月に新年らしいイベントのひとつとして、人力車に乗って歌舞伎座へ、という粋な企画がある。東京・大手町の日本旅館「星のや東京」(星野リゾート・長野県軽井沢町)では、江戸時代の芝居茶屋のもてなしを現代に再現する「新春歌舞伎滞在」を1月5~7日に開催する。
歌舞伎にちなんだ室礼が施されたお茶の間ラウンジで、用意された筋書きを読みながら花びら餅やそばに見立てた酒肴(しゅこう)を味わうなど、新年をことほぐ華やかなひとときを過ごしたら、人力車で歌舞伎座へ。希望者には、江戸小紋や華やかな訪問着など、好みに応じた着物の貸し出しもある。新しい年を粋な芝居観劇で始める、江戸の伝統を感じるプログラムだ。
料金は1人11万円、2人18万円(税・サービス料込み、宿泊料別)。料金には、「壽 初春大歌舞伎」桟敷席チケット、人力車(90分・片道のみ)、幕間のお弁当、筋書き、お茶の間ラウンジの室礼、花びら餅とお抹茶、酒肴とデザートワイン、アーリーチェックインなどが含まれる。