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倉科カナ「大奥」に綱吉の側用人・柳沢吉保役で出演 「吉保の愛の行き着く先にも注目していただけたら」

 毎週火曜日に放送中のNHKドラマ10「大奥」。2月7日からスタートする「5代・徳川綱吉×右衛門佐編」の追加キャストとして、倉科カナが発表された。

 本作は、3代将軍・家光の時代から、幕末の大政奉還にいたるまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いてセンセーションを巻き起こした、よしながふみ氏作の『大奥』をドラマ化。

 「5代・徳川綱吉×右衛門佐編」では、唯一の世継ぎ・松姫が急死し、閉経を迎えてもなお子作りを迫られる綱吉(仲里依紗)の姿が描かれる。

 江戸市中では赤穂事件や生類憐みの令も手伝って評判が下落し、善政を敷けず、世継ぎも作れない自分はなぜ生きているのかと号泣する綱吉に、大奥総取締・右衛門佐(山本耕史)は「生きるということは、女と男ということは! ただ女の腹に種をつけ、子孫を残し、家の血をつないでいくことではありますまい!」と抱きしめる。

 倉科が演じるのは、綱吉への忠誠心を誰よりも強く持つ美しき側用人・柳沢吉保役。

 放送を前に、倉科は「吉保の静かにうごめく感情、深い愛、愛故の憎悪、演じていてとても苦しく、最後の最後までも、やはりむなしくて。でも、その抱えているもの全てを表面に出さず、ただただ寄り添い、見詰めている吉保の気高い姿。表立って華やかな役柄ではないですが、ぜひ吉保の愛の行き着く先へも注目していただけたらうれしいです」とコメントを寄せた。